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パターの「引っ掛け」は、アマチュアの悩みの中でも特に多いミスです。
左に急に出る、ショートパットで強く入りすぎて抜ける、ラインに乗らない。
こうした症状はすべて、フェースが返りすぎてしまう動きが原因で起こります。
引っ掛けは一度出ると修正が難しく、ストロークの自信を大きく奪うため、多くのゴルファーが原因よりも“対策パター探し”に走ってしまう傾向があります。
しかし、本当に大切なのは
パターの構造
ネック形状の違い
グリップの太さ
スイング軌道
この四つがどのように「引っ掛け」に影響しているかを理解することです。
実際、マレット型やフェースバランスのパターはフェースの返りが抑えられるため、構造的に引っ掛けにくい設計になっています。
一方で、ピン型やクランクネックは操作性が高く、上級者向けである反面、フェース管理が悪いと引っ掛けにつながりやすいのも事実です。
パターはただの道具ではなく、自分のストロークタイプに応じて選ぶべき精密なクラブだと言えます。
さらに、石川遼選手が選ぶパターや、ショートパットに強いプロの特徴から学べるポイントも多く、引っ掛け対策のヒントは身近なところに存在します。
本記事では、引っ掛けが起きる理由から、形状別の選び方、グリップや鉛調整、ネック形状の違いまで分かりやすく整理し、実際に引っ掛けにくいパターを選ぶための完全ガイドとしてお届けします。
引っ掛けにくいパター5選【失敗しない厳選モデル】
引っ掛けに悩むゴルファーが、まず試すべき“安定系パター”を五つに絞って紹介します。
どれもフェースが返りすぎず、打ち出し方向が安定するため、ショートパットのミスが激減する構造を備えています。
1 オデッセイ トライビーム #7
トライアングル形状の独自ネックにより、フェースの返り過ぎを自然に抑制。
高MOIヘッドで左右のブレに強く、引っ掛けと右押しの両方をケアできます。
アライメントが非常に分かりやすく、初めてマレット型を使う人にも扱いやすい安定モデルです。
2 テーラーメイド スパイダー X
ヘッド後方の重量配置による極めて高い慣性モーメントで、方向性が抜群に安定します。
フェースバランスに近い挙動でフェースローテーションが最小限に抑えられ、手先の動きを減らしたい人に最適です。
ショートパットの強さが特に際立つ一台です。
3 キャロウェイ Ai-ONE ミルド Seven
AIフェース設計により、打点ブレに強く、引っ掛けが出にくい“直進性特化”モデル。
Seven形状は横方向のブレに強く、フェースの返りを極限まで抑えてくれます。
ストロークタイプを選ばず、多くのゴルファーが恩恵を感じやすい一本です。
4 PING ハーウッド
大型マレットらしい深重心設計で、インパクトのフェース向きが安定。
とくに手先が使いやすくフェースが返りがちなタイプには、引っ掛け防止効果が非常に大きいモデルです。
ストレートストロークとの相性が抜群で、“真っすぐ出る感覚”を体感しやすいのが特徴です。
5 オデッセイ ホワイトホット OG #7 ダブルベント
ロングセラーの名作#7に、引っ掛けを抑える“ダブルベントネック”を採用した安定型。
フェースローテーションがほぼ入らず、スクエアに打てるため、左へのミスを最小限に抑えます。
構えやすさと操作のしやすさのバランスが非常に良く、幅広いゴルファーに適応します。
この五つはすべて「フェースが返りにくい」「方向ブレに強い」「ショートパットに強い」という三条件を満たした、引っ掛け対策に最も信頼できるモデルです。
引っ掛けが起こる理由
パターが下手な人の特徴
パターで引っ掛けが出る人には、いくつか共通した特徴があります。
まず、手首がロールしやすく、フェースが必要以上に“返りすぎる”こと。
次に、肩ではなく手先でストロークするため、ヘッドがインから入りやすく、インパクトで左へ押し出す動きが生まれます。
さらに、アドレスで左を向いている人も非常に多く、構えた瞬間から「左に引っ掛ける準備ができている」状態になっています。
フィーリングだけで打つタイプは、距離感は出せても方向性が安定しないため、ショートパットの引っ掛けが増えやすくなるのが特徴です。
これらに当てはまる人は、クラブ選びだけでなく、ストロークの土台から見直す必要があります。
左に引っ掛けないパターの条件
引っ掛けにくいパターには、共通した構造があります。
フェースバランスである
ヘッドが重い(高MOI)
ネック形状がシンプル(ダブルベントなど)
トゥが下がらない形状
フェースバランスのパターは、スイング中にフェースが回転しにくく、フェースの返り過ぎを自然に抑えてくれます。
また、ヘッドが重いパターは軌道が安定し、手先の介入が減るため、左右の方向ブレを抑える効果があります。
これらの条件がそろったモデルほど、“ストロークの癖に左右されずに打てる”というメリットが強く、引っ掛けミスを最小限に抑えられます。
引っ掛けにくいヘッド形状とネックの選び方
パターはピン型とマレット型、どちらがいいですか?
引っ掛けに悩むゴルファーにとって、パター形状の選択は非常に重要です。
結論から言うと、引っ掛けにくいのはマレット型、特に高MOI(慣性モーメント)設計の大型ヘッドです。
マレット型は重心が深く、フェースが左右に“ブレにくい”ため、手先の返しが減り、方向性が安定します。
一方、ピン型は操作性が高い反面、フェースが開閉しやすいので、引っ掛けの傾向が出やすくなります。
ただし、ピン型でもダブルベントネックやフェースバランスに近いモデルを選べば、引っ掛けを軽減できます。
自分がストロークでどれくらいフェースを使うタイプかによって選ぶべき形状は異なるため、診断の目安として以下が参考になります。
・手先の動きが多い人 → 高MOIマレット型
・ストレートに引いて真っすぐ打ちたい人 → ダブルベントのマレット型
・操作性を残したい人 → トウバランス控えめのピン型
あなたのストロークの癖を理解すると、最適な形状がぐっと見つけやすくなります。
ネック形状で変わる打ちやすさ
パター ネック形状 選び方
ネック形状は、パターの打ちやすさとミスの出方を大きく左右します。
特に引っ掛けに悩む人は、ネック形状の選択でミスが劇的に減ることがあります。
最も引っ掛けを抑えたい人におすすめなのは、ダブルベントネックです。
ダブルベントはフェースバランスになりやすく、ストローク中のフェースローテーションが最小限になるため、フェースが左に返る動きが抑制されます。
ストレート軌道で打ちやすいので、ショートパットのミスを減らしたい人にも相性抜群です。
次に、センターネックも引っ掛けにくい構造。
ヘッド中心にシャフトが刺さるため、回転軸が安定し、フェースの閉じすぎを自然に防いでくれます。
ただし、癖が出にくい反面、人によっては距離感が出しにくい場合もあります。
反対に、クランクネック(プラマー)やショートスラントネックは、フェースを積極的に開閉しやすい構造。
操作性は高いものの、手首がロールしやすいタイプはフェースが返り過ぎて引っ掛けが出やすくなります。
引っ掛けを減らしたいなら
ダブルベント > センターネック > プラマー・スラント
の順で選ぶと失敗しにくいです。
引っ掛け対策としてのパターグリップ選び
引っ掛けにくい パターグリップ
パターの引っ掛けを軽減するためには、グリップ選びも非常に重要です。
特に、手首のロールが強く出てしまうタイプのゴルファーは、グリップの形状や太さによってストロークの安定感が大きく変わります。
引っ掛けにくさを重視するなら、最もおすすめなのは**太めのグリップ(スーパーストローク系)**です。
太いグリップは手首の動きを抑制し、ストロークを肩主導で行いやすくなるため、フェースの返り過ぎを自然に抑えられます。
また、グリップ全体の面が大きくなることで、手先の小さな動きがヘッドに伝わりにくくなり、方向性のブレも軽減できます。
さらに、**角ばった形状(ピストル型よりスクエア寄り)**のグリップも、フェース向きを把握しやすく、引っ掛け防止に効果があります。
特にショートパットの安定性を上げたい人は、太め×スクエア形状のグリップを選ぶと、ミスが目に見えて減ります。
一方で、細めのグリップやテーパーが強いグリップは手首が使いやすいため、引っ掛けが増える可能性があります。
パター選びに迷った場合は、まず太めグリップを試すのが最も失敗しない選択です。
引っ掛けを防ぐための打ち方ポイント
パター ベントネック 打ち方(引っ掛けを抑えるストローク)
ベントネックのパターはストレート軌道を作りやすく、フェースローテーションが少ないため、引っ掛け防止に相性の良い構造です。
ただし、使い方を誤るとメリットを活かせず、左へのミスが出ることもあります。
まず大切なのは、手首を一切使わないストロークを身につけることです。
ベントネックはヘッド挙動が安定しやすい反面、手でこねると即座にフェースが被り、引っ掛けが出ます。
肩と胸の大きなユニットで動かし、ヘッドを真っすぐ引いて真っすぐ出すイメージをキープしましょう。
次に、インパクトでフェースを返さない意識が必要です。
ベントネックはフェースを開閉しない構造ですが、手先が動くと返りやすい癖が出てしまいます。
インパクト直前から直後まで、フェース面を“カップに向け続ける”意識で打つと、左へのミスが激減します。
さらに、体の回転で打つ“押し出すストローク”が引っ掛けを防ぐコツです。
手で叩くのではなく、左肩がわずかに上がりながら体で前に押し出す感覚が作れると、フェースが安定して右に出にくくなります。
ベントネックは構造的に引っ掛け対策に最適ですが、正しい打ち方が伴うと、その効果は最大限に発揮されます。
右に出にくい安定系モデルという選択肢
右に出にくい パター
「引っ掛けたくないけれど、右に出るミスも避けたい」
こうした二つの悩みを同時に持つゴルファーは意外と多いです。
そんな人に最も向いているのが、ヘッドが重く、高MOIの“直進性タイプ”パターです。
高MOIパターは、インパクト時にフェースがねじれにくく、ヘッドの向きがブレにくいため、右にも左にも曲がりにくいのが最大の特徴です。
特にショートパットの安定性は抜群で、引っ掛けるミスを抑えつつ、右に押し出すミスも同時に減らすことができます。
代表的なモデルは以下のようなタイプです。
・オデッセイ トライビームシリーズ
・テーラーメイド スパイダー(特にX・GT)
・PING ハーウッドやDS72のフェースバランス系
・キャロウェイ Ai-ONEシリーズの大型マレット
いずれも「フェースが勝手に返りすぎない設計」になっているため、引っ掛けにくさと方向安定性を両立できます。
特に、ヘッド後方にウェイトが配置されたモデルは、ストレートに“押し出す”ストロークがしやすく、方向のズレが目に見えて改善します。
右に出やすい人は、オープンフェースになりやすい傾向があるため、
重いヘッド×フェースバランスの組み合わせが最も安定する傾向があります。
プロが使う“引っ掛けないパター”の傾向
石川遼が使っているパターは?
引っ掛けを抑えたい人にとって、プロの使用モデルは大きなヒントになります。
特に石川遼選手は繊細なタッチと方向性の安定で知られ、使用パターにもその傾向が反映されています。
石川遼選手は、
オデッセイ ホワイトホットOG #7 CH(クランクネック)や、トライビーム #7
など、ラインが出しやすく安定性の高いマレット型を使用していることが多いです。
特徴としては、
・高MOIで引っ掛けづらい
・ラインが出しやすい形状
・ショートパットに強い安定性
が挙げられ、引っ掛けを防ぐ構造がしっかり組み込まれています。
また、石川選手はフェースローテーションが少ないストロークを好み、
ヘッドが自然に動いてくれるマレット型との相性が非常に良いのが特徴です。
「ストロークが安定しない」「インに引きすぎる」という人にも参考になるセッティングです。
ショートパットに強い安定型モデルとは?
ショートパットに強いパターは?
ショートパットで引っ掛けやすい人ほど、パター選びが直にスコアへ影響します。
そのため「とにかく外したくない」「芯を外しても転がりを安定させたい」人には、以下の特徴を持つモデルが相性抜群です。
・高MOI(慣性モーメント)の大型マレット
・フェースバランスに近い構造
・深重心で転がりがブレにくい
・アライメントが分かりやすいデザイン
これらは、引っ掛けや押し出しの左右ブレを抑え、打ち出し方向の安定感が大幅に高まります。
特にショートパットに強いとされるのは以下のシリーズです。
・オデッセイ トライビーム
・テーラーメイド スパイダー
・PING ハーウッド
・キャロウェイ Ai-ONEシリーズ
これらはヘッドが勝手に“真っすぐ出る”挙動を持っており、手先を使ってしまう人でも方向性が安定します。
ショートパットでの引っ掛けに悩むなら、まず試すべきカテゴリーといえます。
引っ掛け対策としてのアイデア
パター 引っ掛け 鉛(バランス調整のコツ)
引っ掛けがどうしても直らない場合、鉛を使ったバランス調整は非常に効果的です。
鉛の貼り方ひとつで、フェースの返り方やヘッド軌道が変わるため、ストロークの癖を補正できます。
引っ掛けに悩む人が最も効果を実感しやすいのは、
ヘッド後方(バックフェース側)に鉛を貼る方法です。
後方に重量を足すことで重心がさらに深くなり、
ヘッドの開閉がゆっくりになり、フェースが返りすぎる動きを自然に抑えられます。
その結果、左に巻き込むミスが減りやすくなります。
次に試したいのが、
トウ側への鉛貼りです。
トウ側が重くなると、フェースが閉じにくくなるため、インパクトで左に向きづらくなります。
ショートパットでフェースが返りすぎるタイプには特に有効です。
逆に、ヒール側へ鉛を貼るとフェースが閉じやすくなるため、
引っ掛け持ちのゴルファーには不向きです。
調整する場合は「後方 → トウ側」の順で試すと失敗しにくくなります。
鉛調整は“即効性のある対策”なので、
パター本体の買い替えを検討する前に、まず試してみる価値があります。
自分に合うパターを知るための診断方法
パタータイプ診断(引っ掛けやすい人向けの判断基準)
引っ掛けを減らすためには、単に“人気モデル”を選ぶだけでは不十分で、自分のストロークに合ったタイプを知ることが重要です。
以下のチェックを行うことで、自分がどのパタータイプと相性が良いのかが分かります。
まずは、ストローク軌道の傾向から診断します。
・ストレートに引いて真っすぐ出したい
→ フェースバランスのマレット(ダブルベント)
・少しだけアーク軌道で振りたい
→ セミアーク向けのマレットまたはピン型
・しっかりアークを使いたい
→ トウバランスのピン型またはブレード型
次に、ミスの傾向でも判断できます。
・左への引っ掛けが多い
→ ヘッド重め、ダブルベント、トウ側重心
・右に押し出すミスが多い
→ セミアーク対応、やや軽めのヘッド
・距離感が合わない
→ 転がり重視フェース or 軽量ヘッド
さらに、アドレスの癖からも適性を判断できます。
構えたときに“ややオープンに見える”人はマレット型が合いやすく、
“ややクローズに構えてしまう”人はピン型の方が目標方向に合わせやすい傾向があります。
この診断を行うだけでも、自分に合うパターがかなり明確になり、引っ掛けを防げるパター選びがしやすくなります。
引っ掛けを根本から減らすためのアイデア
パターはどこに持つべき?
パターのミスはストロークだけでなく、ボールの位置や構え方によっても大きく変わります。
特に引っ掛けに悩む人は「構える位置」を見直すだけで、左方向のミスが劇的に減ることがあります。
引っ掛けやすい人の多くは、
ボールを左足寄りに置きすぎている傾向があります。
ボールが左にあるとインパクトが“返りやすい位置”になるため、フェースが閉じて左に出やすくなります。
そのため、引っ掛けを防ぎたい場合は、
ボールを体の中央、またはやや右足寄りに置くのが効果的です。
これにより、インパクトがスクエアな位置に近づき、無理にフェースを返す必要がなくなります。
また、グリップは
体の中心(みぞおち前)に置くことで、左右のブレが少なくなります。
シャフトが左に傾きすぎるとロフトが立ち、フェースが被りやすいため、構えた時点で引っ掛けやすい条件が整ってしまいます。
以下も併せてチェックすると、さらに改善します。
・肩のラインが左を向いていないか
・つま先が左に開きすぎていないか
・フェース面を見すぎて被せていないか
構え方を変えるだけで方向性は大幅に安定するため、
“引っ掛けが治らない”と感じる人ほど、パターを持つ位置を一度見直してみてください。
まとめ:引っ掛けにくいパターを選ぶための要点
パター 引っ掛け おすすめ(総合的に選ぶなら?)
パターで引っ掛ける悩みは、多くの場合「クラブ選び」「ストローク」「構え方」の三つが原因になっています。
そのため、引っ掛けを防ぐにはこの三つを総合的に見直すことが最も効果的です。
まずパター選びでは、
ダブルベントネック+高MOIマレット+フェースバランス
この組み合わせが最も引っ掛けを抑えやすく、方向性も安定します。
特にショートパットの成功率を上げたい人に最適です。
次に、ストロークでは手先の動きを抑え、
肩を中心とした“ワンピースストローク”を徹底することが重要です。
フェースの返り過ぎが減るため、左方向へのミスが自然と減少します。
最後に、構えではボール位置を中央寄りに戻し、
グリップ位置を体の中心に置くことでフェースの被りを防ぎます。
この構えの修正だけで「突然引っ掛からなくなった」という人は多いです。


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