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長尺パターはアマチュアの間で「カッコ悪い」「使っていると恥ずかしい」と言われることがあります。
しかし実際には、長尺パターはストロークを安定させるために開発された歴史あるモデルであり、打ち方のクセやストロークの乱れを抑える目的で選ぶゴルファーも多いクラブです。
見た目の印象だけで敬遠されがちですが、使いこなせばショートパットの安定性が大きく改善し、スコアメイクに直結するメリットがあります。
また、長尺パターはアンカリング禁止の影響で使用者が減ったことで「売っていない」「需要がない」というイメージも残っていますが、現在でも中古市場では根強い人気があり、再評価されているジャンルです。
特に手先が動いてしまうタイプや、ストロークが不安定なゴルファーには長尺ならではの安定感が効果を発揮します。
とはいえ、デメリットも存在するため、特徴を理解せずに導入するとミスマッチが起こりやすい点には注意が必要です。
この記事では「カッコ悪い」と言われる理由から、禁止ルール、メリットとデメリット、身長と長さの関係、合う人の特徴までを体系的にまとめています。
長尺パターが気になる人や、自分に合うパター選びに迷っている人にも役立つ内容として解説していきます。
長尺パターはカッコ悪いのか
見た目が気になる理由
長尺パターが「カッコ悪い」と言われる最大の理由は、他のゴルファーと比べて明らかに目立つ長さにあります。
通常のパターより長く、構えた時のシルエットが特殊になるため、慣れていない人には違和感が生まれやすいクラブです。
また、長尺パター=パターが下手な人が使うという先入観も一部に残っており、このイメージが見た目の評価に影響しています。
実際には、ストロークの安定性を求めて使用するプロも過去に多く、悪いイメージは誤解に近いものです。
機能性を重視するゴルファーにとっては、見た目よりも結果が重要であり、長尺パターは「安定するなら使う価値がある」クラブと言えます。
長尺パターが売っていないと言われる背景
現在、店頭で長尺パターをほとんど見かけないのはアンカリング禁止が導入されてからです。
このルールにより、固定した構えができなくなり、長尺パターの使用者が減ったことで新品の流通量も縮小しました。
しかし中古市場では今も十分に手に入るため「売っていない=手に入らない」というわけではありません。
特に名器と言われるモデルは中古で価格が安定しており、状態の良いものを探せば十分選択肢があります。
長尺パターのデメリット
長尺パター 禁止の歴史
長尺パターが議論の中心になったのは、アンカリング禁止が導入された時期です。
かつては胸やお腹にシャフトを固定してストロークできたため、手元がブレにくく大きなアドバンテージがありました。
しかし固定する動作がストロークの“アンカリング”と見なされ、競技の公平性を保つためルールで禁止されたのが背景です。
このルール変更によって、長尺パターを競技で使う選手が一気に減少し、一般のアマチュアにも「使いづらい」「もう時代遅れなのでは」というイメージが広がりました。
長尺パター アンカリングとは何か
アンカリングとは、身体の一部を支点にしてパターを固定し、ストロークを安定させる動作のことです。
お腹や胸にシャフトを押し付けるような打ち方が代表的で、これが禁止対象になっています。
ただし現在も「身体に接触しなければ」長尺パターの使用はルール上まったく問題なく、正しい打ち方で使えば競技でも使用できます。
長尺パター 打ち方の難しさ
長尺パターはストロークが安定する一方で、通常のパターと比べて重心位置が高く、慣れないうちはスイングテンポが合わないことがあります。
またヘッドが軽く感じる場合があるため、距離感を合わせるまでに時間がかかることもデメリットの一つです。
特に小さなストロークで微調整する場面では、長さが邪魔に感じる場合もあり、練習量がそのまま使いやすさにつながるクラブと言えます。
長尺パターが合う人は?
長尺パター 合う人の特徴
長尺パターが合うのは、手先が動きやすくストロークが安定しないタイプのゴルファーです。
特にショートパットになると手が出たり、フェースが急に開閉してしまう人は、長尺パターの“縦の安定性”が大きな助けになります。
また、構えた時に視線が揺れやすい人にも相性が良い傾向があります。
長尺は背筋を伸ばして構えられるため、視線が安定し、ラインのズレが減ることがメリットです。
握り方も自然とストレート軌道になりやすいため、フェースの向きが安定し、インパクトがズレにくくなります。
ストロークで悩んでいる人ほど、長尺の恩恵を受けやすい特徴があります。
長尺パター 長さと身長の関係
長尺パターは一般的に45~50インチ前後で作られています。
身長が高いほど扱いやすいと思われがちですが、実際には“構えた時の姿勢”との相性が重要です。
背中が丸くなりやすい人は長尺の方が姿勢が整いやすく、逆に前傾が深い人は短尺の方がフィーリングが合うケースが多くなります。
自分の身長よりも、構えた時の安定感や視線の位置を基準に選ぶ方が失敗が少ない選び方になります。
長尺パターのメリットと再注目される理由
パターが下手な人に合う場合がある理由
長尺パターは、ストロークが安定しないゴルファーほど効果が出やすいクラブです。
長いシャフトが軌道を安定させ、手先が暴れにくくなるため、ショートパットのミスが減りやすくなります。
特にパターが苦手な人の特徴として、フェースの向きがインパクトでブレる、ストロークが揺れる、視線が落ち着かないなどがあります。
長尺パターはこれらの弱点を補いやすく、結果として“下手に見えるどころかスコアが劇的に安定する”というケースもあります。
ショートパットの恐怖が減ることで、ミドルパットやロングパットのタッチも安定するため、総合的なパット力向上に繋がりやすいクラブです。
パターは軽い方が良いのか
パターは軽い方が良いと言われることがありますが、長尺パターは逆に“重さを利用する”クラブです。
通常パターに比べてシャフトが長いためヘッド重量を軽くしているモデルもありますが、シャフト部分の慣性が増える分、ストローク中のブレが抑えやすくなります。
軽いパターは操作性が高い反面、手先が動きやすくミスが出やすいという欠点があります。
ストロークが不安定なゴルファーは、重さを利用して軌道を安定させる長尺の方がタッチが出しやすくなる場合もあります。
パターの基本知識と比較
パターのピン型はどのような人に向いていますか?
ピン型パターはフェースの開閉がしやすく、タッチを繊細にコントロールしたいゴルファーに向いています。
アーク軌道(イン・トゥ・イン)でストロークする人ほど相性が良く、距離感を出すことが得意なタイプに適しています。
ヘッドが小さめで操作性が高いため、ショートパットよりもミドルパットで強みを感じるケースも多いモデルです。
フェースの向きが揺れやすい人には難しさもありますが、しっかり振れる上級者には武器になる形状と言えます。
パターはピン型とマレット型、どちらがいいですか?
ピン型は操作性、マレット型は安定性というのが基本の特徴です。
方向性を重視するならマレット型、タッチ重視ならピン型が適しています。
マレット型は慣性モーメントが大きく、フェースがブレにくいため、ストレート軌道のゴルファーやショートパットに不安がある人に向いています。
一方ピン型は振り心地が軽く、フェースローテーションを活かしてラインに乗せたいゴルファーが使いやすい構造になっています。
どちらが良いかはストロークタイプによって分かれるため、単純な優劣はありません。
パターはどこに持つべき?
パターの持つ位置は「シャフトのどこを握るか」ではなく、「手元の高さをどの位置に設定するか」で決まります。
基本は腕が自然に垂れ下がり、肩の力が抜ける高さが最適です。
長尺パターの場合、グリップが非常に長いため、構えた時に安定する位置を探して握る必要があります。
高すぎる位置で握ると軌道がズレやすく、逆に低すぎると長尺のメリットが薄れるため、体の正面で自然に振れる高さを基準にすると安定します。
長尺パターの選び方
長尺パター 中古は買うべきか?
長尺パターは新品の流通量が少ないため、中古を選ぶことが一般的です。
中古のメリットは、まず価格が安いこと。新品がほぼ存在しない中で、1万円台から状態の良いモデルが手に入るケースもあります。
ただし、購入時には以下の三点をチェックすることが重要です。
インサートの浮きや劣化がないか
ヘッドが歪んでいないか
グリップが硬化していないか
長尺パターはシャフトが長く負荷がかかりやすいため、ヘッドの接合部やネック部分の状態も確認する必要があります。
しっかりした個体を選べば、中古でも十分即戦力として使えるクラブです。
長尺パター シャフト交換という選択肢
長尺パターは通常パターより長いため、シャフト交換に制限があると思われがちですが、交換は可能です。
特に以下のようなケースではシャフト交換が有効です。
長さが自分に合わない
重さのバランスが不自然
ストロークテンポが合わない
シャフトを少し短くしたり、バランス調整を行うことで扱いやすさが大きく変わります。
ただし、通常パターの延長と違い、長尺専用のグリップやシャフトが必要になるため、工房で相談しながら調整するのが最も安全です。
長尺パターは「そのまま使う」よりも「調整して使う」ことで性能を最大化できるクラブと言えます。
長尺以外でプロ使用率ナンバーワンのパターは?
どのパターが主流になっているのか
現在の男子ツアー・女子ツアーで最も使用率が高いのは、長尺パターではなくオデッセイのホワイトホットやTENシリーズ、またはPINGのハイスペックマレット型です。
特にプロ使用率ナンバーワンと言われるのはオデッセイで、ホワイトホットインサートの柔らかい打感と安定した距離感が支持され続けています。
マレット型の中では高慣性モーメントモデルが圧倒的に主流で、フェースが開閉しにくく、ショートパットの方向性に優れている点が評価されています。
長尺パターとは逆方向の進化といえる“安定性×現代の高速グリーン対応”が、ツアーでの主流を作っている理由です。
長尺パターが禁止ルール以降あまり使われなくなった一方で、現代のパターはヘッド構造そのものが高MOI化し、安定性が大きく向上しているため、結果として短尺マレット型が圧倒的多数を占めています。
自分に合うパターの見つけ方
ストロークタイプ別に選ぶ
自分に合うパターを見つける最も確実な方法は、ストロークタイプを基準に選ぶことです。
ストレート軌道ならマレット型、アーク軌道ならピン型というのが基本になります。
ストレート軌道のゴルファー
ラインに対して真っすぐ引いて真っすぐ出すため、フェースがブレにくいマレット型が最適。
高MOIモデルは方向性が安定しやすく、ショートパットの不安が減ります。
アーク軌道のゴルファー
フェースローテーションが自然に発生するため、ピン型やネオマレット型が合います。
タッチを出しやすく、距離感を重視するプレーヤーに向いています。
自分がどちらの軌道か分からない場合は、練習場でスマホ動画を撮るだけでチェック可能です。
長尺パターがダサいと思う人でも選べる代替案
長尺パターの“見た目の抵抗”が強い人には、以下のような代替モデルが候補になります。
中尺パター(38~40インチ)
長尺ほどではないが、姿勢が起きやすく、視線が安定する。
アンカリング禁止にも完全に抵触しない。
ハイスペックマレット(オデッセイTEN、スパイダー等)
長尺に匹敵する方向性の安定感を持ち、見た目は通常パターに近い。
グリップを極太にする
手先の動きを抑え、長尺の弱点克服に近い効果が得られる。
これらは見た目が通常パターに近く、長尺パターのメリットを部分的に取り入れられるため「カッコ悪い」と感じる人でも選びやすい選択肢です。
長尺パターのデメリット
長尺パターは「カッコ悪い」と言われがちですが、実際にはストロークの安定性が高く、パターが苦手なゴルファーほど効果を得やすいクラブです。
アンカリング禁止によってプロ使用率は下がりましたが、今でも中古市場では根強い人気があり、適切に使えばスコアメイクに直結します。
長尺パターのデメリットは、打ち方に慣れが必要なことや、長さによる取り回しの難しさですが、手先が動くミスやショートパットの不安を大幅に減らせるメリットも大きな魅力です。
身長よりも構えの姿勢や視線の安定を基準に長さを選ぶことが重要で、シャフト交換や中古購入で自分に合う一本を見つける方法もあります。
現代のツアーではマレット型の短尺パターが主流ですが、長尺パターの長所は決して失われておらず、代替として中尺や極太グリップなどの選択肢も存在します。
見た目に囚われず、自分のストロークを安定させる方法を選ぶことで、より実戦的なパッティングが身につくはずです。
記事まとめ
1 長尺パターは「カッコ悪い」は誤解で、安定性の高いクラブ
2 アンカリング禁止が長尺の評価に影響した
3 長尺パターはストロークが乱れやすい人に効果的
4 長尺パターは姿勢と視線が安定するメリットがある
5 長尺パターは身長より構え方で長さを選ぶ
6 中古市場には状態の良い長尺が多い
7 シャフト交換で扱いやすさを調整できる
8 現代のツアーはマレット型の短尺が主流
9 ピン型とマレット型はストロークタイプで選ぶ
10 長尺が苦手でも代替として中尺や極太グリップが有効


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