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パターの握り方は、ゴルフの中でも意外と軽視されがちなポイントですが、実はスコアに直結する最重要要素のひとつです。同じストロークをしているつもりでも、グリップの握り方が変わるだけで、距離感の出しやすさ、方向性の安定、打点のズレといった結果が大きく変わります。
プロゴルファーを見ても、石川遼選手、松山英樹選手、西村優菜選手など、トップ選手ほど“自分に合った握り方”を徹底しており、握り方そのものがストロークの土台になっていることが分かります。一方でアマチュアの多くは、なんとなく握っていたり、人差し指を伸ばす理由を知らなかったり、女子プロの握り方を真似しても再現できなかったりと、握り方の重要性を十分に理解できていないケースが多いのが現状です。
まずは、代表的な握り方を比較してみましょう。特徴を知るだけでも、自分に合うスタイルが見えてきます。
- パターの代表的な握り方の比較表
- パターの正しいグリップの握り方とは?(初心者でも安定する基本)
- 基本の握り方(リバースオーバーラップ)の特徴と適性
- プロも使うパターグリップの握り方の種類
- パターグリップの主要な握り方(比較表)
- リバースオーバーラップ|最も一般的で安定しやすい握り方
- クローグリップ|右手の暴れを抑えて方向性を安定させる
- オーバーラッピング|距離感を出しやすいフィーリング重視の握り方
- アームロック|ストロークを機械的に安定させたい人向け
- 合掌グリップ|手首の動きを最小限に抑える安定型
- 変則グリップ|自分の癖に合わせて調整する上級者向け
- 女子プロのパターの握り方(参考になるポイント)
- 女子プロに多いパターの握り方(比較表)
- 石川遼のパターの握り方(右手の使いすぎを抑えるスタイル)
- 石川遼のパターの握り方(特徴まとめ)
- 松山英樹のパターの握り方(左手主導でフェースを安定させる)
- 松山英樹のパターの握り方(特徴まとめ)
- 西村優菜のパターの握り方(特徴まとめ)
- パターの握り方で“人差し指を伸ばす”のはアリ?
- 人差し指を伸ばす握り方(特徴まとめ)
- 初心者におすすめのパターの握り方
- 初心者におすすめの握り方(比較表)
- パター握り方の図解イメージ
- 握り方の図解イメージ(文章で分かる比較表)
- 図解イメージのポイント:手の形を“3つの視点”で理解する
- 図解なしでも再現できる“握り方の共通ポイント”
- パターの握り方の流行り・変則グリップ(最近増えているスタイル)
- 最近の流行り・変則グリップ(比較表)
- 変則グリップが流行っている理由
- 変則グリップは“ミスの傾向”で選ぶと効果が高い
- あなたに合う握り方の選び方(簡易診断)
- ミス傾向で選ぶ握り方(簡易診断表)
- 診断のポイント:ミスの原因は“手首”か“フェース”か
- 結論:握り方は“ミスの傾向”で選ぶのが最も合理的
- 握り方を変えるときの注意点(失敗しないためのポイント)
- 握り方を変えるときの注意点(比較表)
- 握り方を変えるときに最も大切なこと
- 結論:握り方は“慣れ”が必要。焦らず続けることが成功の近道
- まとめ|パターの握り方は“技術の土台”になる
- この記事のポイント
- 最後に:握り方は“変えるだけで上手くなる”数少ない技術
- 記事まとめ
パターの代表的な握り方の比較表
| 握り方 | 特徴 | 向いているタイプ |
|---|---|---|
| リバースオーバーラップ | 最も一般的で安定しやすい。手首が動きにくい | 方向性を安定させたい人、初心者 |
| クローグリップ | 右手の動きを抑え、打ち出し方向が安定 | 引っかけ・押し出しが多い人 |
| オーバーラッピング | 手の一体感が強く、距離感が出しやすい | ロングパットが苦手な人 |
| アームロック | 前腕に固定してストロークを機械的に安定 | ストロークがブレやすい人 |
| 合掌グリップ | 両手を合わせるように握り、手首の動きが最小 | 手首が暴れやすい人、安定重視 |
| 変則グリップ | 個人の癖に合わせた独自スタイル | 基本が固まっている中級者以上 |
このように、握り方にはそれぞれ明確な特徴があり、どれが正解というわけではありません。大切なのは、あなたのミス傾向やストロークの癖に合った握り方を選ぶことです。この記事では、初心者でも分かりやすい基本の握り方から、女子プロやトッププロが採用しているスタイル、人差し指を伸ばす握り方の意味、最近の流行りの握り方まで、図解イメージを想像しやすい形で整理して紹介していきます。
まずは、自分のストロークがどのタイプに近いのかを知り、最適な握り方を見つけるところから始めてみましょう。
パターの正しいグリップの握り方とは?(初心者でも安定する基本)
パターの握り方にはいくつか種類がありますが、まず押さえておきたいのは「正しい握り方」と呼ばれる基本形です。これは、初心者でも再現しやすく、ストロークの安定に直結する握り方です。特別な動作は必要なく、手首の余計な動きを抑え、フェースの向きを安定させるための“土台”になります。
多くのアマチュアがパターでミスをする原因は、ストロークそのものよりも、握り方が安定していないことにあります。手首が動きすぎたり、フェースが開閉したり、距離感が合わなかったり──これらはすべて、握り方を整えるだけで改善するケースが非常に多いのです。
まずは、基本の握り方がどのような特徴を持ち、どんな人に向いているのかを整理してみましょう。
基本の握り方(リバースオーバーラップ)の特徴と適性
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | リバースオーバーラップ |
| 特徴 | 左手の人差し指を右手の指に重ねる、最も一般的な握り方 |
| メリット | 手首が動きにくく、フェースの向きが安定しやすい |
| デメリット | 距離感を“手の感覚”で出したい人には少し硬く感じる |
| 向いている人 | 初心者、方向性が安定しない人、手首が暴れやすい人 |
| プロの採用例 | 松山英樹選手など、安定性重視の選手に多い |
この握り方は、パターの基本として最も広く使われており、初心者が最初に身につけるべきスタイルです。手首の余計な動きを抑えられるため、ストロークの軌道が安定し、打ち出し方向のズレが減ります。
また、女子プロの多くもこの握り方をベースにしており、「まずはここから」という意味でも非常に再現性が高い方法です。
次のセクションでは、この基本形と比較しながら、クローグリップやオーバーラッピングなど、プロも使う“種類別の握り方”を分かりやすく整理していきます。
プロも使うパターグリップの握り方の種類
パターの握り方にはいくつか種類がありますが、どれも「ストロークの安定」「手首の使い方」「距離感の出し方」といった目的に応じて使い分けられています。特にプロゴルファーは、自分のミス傾向やストロークの癖に合わせて握り方を選んでおり、握り方そのものが“技術の一部”として確立されています。
ここでは、現在もっとも使われている代表的な握り方を整理し、それぞれの特徴と向いているタイプを比較してみます。自分のミス傾向と照らし合わせるだけで、どの握り方が合うのかが自然と見えてきます。
パターグリップの主要な握り方(比較表)
| 握り方 | 特徴 | 向いているタイプ | プロの採用例 |
|---|---|---|---|
| リバースオーバーラップ | 最も一般的で安定性が高い。手首が動きにくい | 方向性を安定させたい人、初心者 | 松山英樹 |
| クローグリップ | 右手の動きを抑え、打ち出し方向が安定 | 引っかけ・押し出しが多い人 | 石川遼(時期による) |
| オーバーラッピング | 手の一体感が強く、距離感が出しやすい | ロングパットが苦手な人 | 女子プロに多い |
| アームロック | 前腕に固定してストロークを機械的に安定 | ストロークがブレやすい人 | 海外選手に多い |
| 合掌グリップ | 両手を合わせるように握り、手首の動きが最小 | 手首が暴れやすい人 | 一部の女子プロ |
| 変則グリップ | 個人の癖に合わせた独自スタイル | 基本が固まっている中級者以上 | 個人差が大きい |
リバースオーバーラップ|最も一般的で安定しやすい握り方
パターの握り方として最も広く使われているのが、このリバースオーバーラップです。左手の人差し指を右手の指に重ねることで、手首の余計な動きを抑え、フェースの向きを安定させる効果があります。初心者がまず身につけるべき握り方であり、方向性の安定に悩む人にも非常に相性が良いスタイルです。
クローグリップ|右手の暴れを抑えて方向性を安定させる
クローグリップは、右手を“鉤爪”のように添える握り方で、右手のロール(回転)を抑える効果があります。引っかけや押し出しが多い人にとっては、劇的に打ち出し方向が安定することも珍しくありません。石川遼選手が採用していた時期もあり、近年の“流行り”の握り方のひとつです。
オーバーラッピング|距離感を出しやすいフィーリング重視の握り方
オーバーラッピングは、右手の小指を左手に重ねる握り方で、手の一体感が強く、距離感を“手の感覚”で出しやすいのが特徴です。ロングパットが苦手な人や、距離感が合わない人に向いており、女子プロの中でも採用率が高いスタイルです。
アームロック|ストロークを機械的に安定させたい人向け
アームロックは、長めのパターを前腕に固定する握り方で、ストローク軌道がブレにくく、方向性が非常に安定します。距離感よりも“方向性の安定”を最優先したい人に向いており、海外選手の採用例が多いのが特徴です。
合掌グリップ|手首の動きを最小限に抑える安定型
両手を合わせるように握る合掌グリップは、手首の動きを最小限に抑え、ストロークをシンプルに保つことができます。手首が暴れやすい人や、ストロークの再現性を高めたい人に向いており、一部の女子プロも採用しています。
変則グリップ|自分の癖に合わせて調整する上級者向け
変則グリップは、基本形をベースにしながら、自分の癖やミス傾向に合わせて微調整したスタイルです。基本が固まっている中級者以上に向いており、プロでも個性的な握り方を採用する選手がいます。
女子プロのパターの握り方(参考になるポイント)
女子プロのパッティングは、アマチュアにとって最も参考にしやすいモデルです。男子プロのように強い体幹やパワーに頼らず、手首を使わないシンプルなストロークを徹底しているため、握り方そのものが非常に再現しやすいのが特徴です。
特に女子プロは、フェースの向きを安定させるために“手首を固める握り方”を選ぶ傾向が強く、初心者や方向性に悩むゴルファーにとっては、真似するだけでストロークが安定するケースも多くあります。
まずは、女子プロに多い握り方の特徴を整理してみましょう。
女子プロに多いパターの握り方(比較表)
| 握り方 | 特徴 | 向いているタイプ | 採用傾向 |
|---|---|---|---|
| リバースオーバーラップ | 手首が動きにくく、方向性が安定 | 初心者、方向性が不安定な人 | 女子プロの基本形 |
| オーバーラッピング | 手の一体感が強く、距離感が出しやすい | ロングパットが苦手な人 | 距離感重視の選手 |
| 合掌グリップ | 両手を合わせるように握り、手首の動きを最小化 | 手首が暴れやすい人 | 一部の女子プロ |
| クローグリップ | 右手の暴れを抑え、打ち出し方向が安定 | 引っかけ・押し出しが多い人 | 近年増えている |
女子プロの握り方に共通しているのは、「手首を使わない構造を作る」という点です。 これは、ストロークを腕と肩の三角形で動かす“振り子の動き”を作るためで、パターの基本に忠実なスタイルと言えます。
また、女子プロは体格差があるため、握り方でストロークの安定性を補っている選手も多く、アマチュアが真似しやすい理由にもなっています。
石川遼のパターの握り方(右手の使いすぎを抑えるスタイル)
石川遼選手は、パターの握り方を何度も試行錯誤してきた選手として知られています。特に若い頃は右手が強く入りやすい傾向があり、その改善のためにクローグリップを採用した時期がありました。クローグリップは右手のロール(回転)を抑え、打ち出し方向を安定させる効果があるため、石川選手のように「方向性のブレを抑えたい」タイプのゴルファーにとって非常に相性の良い握り方です。
現在は状況に応じて握り方を微調整することもありますが、基本的には“右手の暴れを抑える”という考え方が一貫しており、アマチュアが真似しやすいポイントが多いのが特徴です。
石川遼のパターの握り方(特徴まとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な握り方 | クローグリップ(時期により変化あり) |
| 目的 | 右手の使いすぎを抑え、打ち出し方向を安定させる |
| メリット | 引っかけ・押し出しが減り、フェースの向きが安定 |
| デメリット | 最初は違和感が強く、距離感が出しにくい場合がある |
| 真似するときのポイント | 右手を“添えるだけ”にする意識を持つ |
| 向いているタイプ | 右手が強く入りやすい人、方向性が安定しない人 |
石川選手の握り方がアマチュアにとって参考になる理由は、「右手の使いすぎ」という典型的なミスを克服するための握り方だからです。右手が強く入ると、引っかけや押し出しが増え、パターの方向性が大きく乱れます。クローグリップはその原因を根本から抑えるため、方向性に悩むゴルファーにとって非常に効果的です。
次は、石川選手とは対照的に“左手主導”でストロークを安定させる 松山英樹選手のパターの握り方に進みます。
松山英樹のパターの握り方(左手主導でフェースを安定させる)
松山英樹選手のパッティングは、世界トップレベルの安定感を誇ります。その安定性を支えているのが、左手主導のリバースオーバーラップです。松山選手はアドレスからインパクトまで、フェースの向きをほとんど変えずにストロークすることで知られており、その“動かないフェース”を作るために、左手の固定力を最大限に活かした握り方を採用しています。
松山選手の握り方は、派手さはありませんが、再現性が非常に高く、アマチュアが真似しやすいのが特徴です。特に「方向性が安定しない」「フェースが開閉してしまう」という悩みを持つゴルファーにとっては、非常に参考になるスタイルです。
松山英樹のパターの握り方(特徴まとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な握り方 | リバースオーバーラップ |
| 特徴 | 左手主導でフェースの向きを固定し、ストロークをシンプルに保つ |
| メリット | 方向性が非常に安定し、ショートパットに強くなる |
| デメリット | 距離感を“手の感覚”で出したい人には少し硬く感じる |
| 真似するときのポイント | 左手の甲をターゲットに向けたまま動かさない意識を持つ |
| 向いているタイプ | フェースが開閉しやすい人、方向性が安定しない人 |
松山選手の握り方が優れているのは、「フェースの向きが変わらない構造を作れる」という点です。パターの方向性は、ストローク軌道よりもフェースの向きの影響が圧倒的に大きいため、松山選手のように左手でフェースを固定するスタイルは、アマチュアにとって非常に効果的です。
また、松山選手はストローク中に手首をほとんど使わず、肩の三角形で振る“振り子の動き”を徹底しています。これは女子プロの基本とも共通しており、初心者でも取り入れやすいポイントです。
次は、女子プロの中でも特に安定感が高い 西村優菜選手のパターの握り方 に進みます。
🌟 H2:西村優菜のパターのグリップの握り方(小柄でも安定する“手首ゼロ”のスタイル)
西村優菜選手は、女子プロの中でもパッティングの安定感に定評があり、その秘密のひとつが“手首を使わない握り方”にあります。体格が小柄でありながら、ストロークが非常に安定しているのは、手首の動きを徹底的に排除したグリップを採用しているからです。
西村選手の握り方は、リバースオーバーラップをベースにしながら、両手の一体感を強く持たせるのが特徴です。手首を固めることでフェースの向きが変わりにくく、ショートパットの安定性が非常に高いスタイルです。
アマチュアが真似しやすく、特に「手首が暴れる」「ショートパットが不安」という人にとっては、非常に参考になる握り方です。
西村優菜のパターの握り方(特徴まとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な握り方 | リバースオーバーラップ+手首固定型 |
| 特徴 | 両手の一体感が強く、手首をほぼ使わないストローク |
| メリット | フェースの向きが安定し、ショートパットに強くなる |
| デメリット | 距離感を“手の感覚”で出したい人には少し硬く感じる |
| 真似するときのポイント | 左手の甲と右手の甲を“ひとつの板”のように使う意識 |
| 向いているタイプ | 手首が暴れやすい人、ショートパットが苦手な人 |
西村選手の握り方がアマチュアにとって参考になる理由は、体格に頼らず、技術でストロークを安定させている点にあります。特に手首を使わない構造は、女子プロ全体の傾向とも一致しており、初心者でも取り入れやすいのが魅力です。
また、手首を固めることでフェースの開閉が抑えられ、ショートパットのミスが大幅に減るため、スコアに直結しやすい握り方でもあります。
パターの握り方で“人差し指を伸ばす”のはアリ?
パターの握り方でよく見かけるのが、右手または左手の 人差し指をシャフト方向に伸ばすスタイル です。見た目のインパクトが強いため「これって正しいの?」と疑問に思う人も多いですが、実はプロでも採用例があり、特定のタイプのゴルファーには非常に効果的な握り方です。
人差し指を伸ばすことで、指がシャフトに沿って“ガイド”の役割を果たし、フェースの向きを安定させる効果があります。一方で、距離感の出し方や手首の使い方に影響が出るため、向き不向きがはっきり分かれる握り方でもあります。
まずは、この握り方の特徴を整理してみましょう。
人差し指を伸ばす握り方(特徴まとめ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | フィンガーダウン(人差し指を伸ばす握り方) |
| 特徴 | 人差し指をシャフトに沿わせ、フェースの向きをガイドする |
| メリット | 打ち出し方向が安定しやすい、フェースの開閉が減る |
| デメリット | 手の一体感が弱くなり、距離感が出しにくい場合がある |
| 向いているタイプ | 方向性が安定しない人、押し出し・引っかけが多い人 |
| 向かないタイプ | 距離感を“手の感覚”で出したい人、ロングパットが苦手な人 |
人差し指を伸ばす握り方は、方向性の安定を優先したい人に向いています。 特に、フェースが開閉しやすい人や、ショートパットで押し出し・引っかけが多い人には効果的です。
一方で、距離感を手の感覚で出したいタイプのゴルファーには、手の一体感が弱くなるため、ロングパットで距離が合いにくくなることがあります。
この握り方は、女子プロでも採用例があり、特に“手首を使わないストローク”を作りたい人にとっては相性が良いスタイルです。
次は、初心者が最初に選ぶべき 「パターの握り方(初心者向け)」 のパートに進みます。
初心者におすすめのパターの握り方
パターの握り方は種類が多く、プロによってもスタイルが異なるため、初心者は「どれを選べばいいのか分からない」と迷いやすい部分です。ですが、最初に覚えるべき握り方は実はひとつだけで十分です。
初心者に最も向いているのは、リバースオーバーラップと呼ばれる握り方です。 これは女子プロ・男子プロともに採用率が高く、手首の余計な動きを抑えてフェースの向きを安定させる“基本の形”です。
パターのミスの多くは、ストロークよりも「手首が動きすぎること」が原因です。リバースオーバーラップはその問題を自然に抑えてくれるため、初心者でも安定したストロークを作りやすくなります。
初心者におすすめの握り方(比較表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | リバースオーバーラップ |
| 難易度 | もっとも簡単で再現性が高い |
| メリット | 手首が動きにくく、方向性が安定しやすい |
| デメリット | 距離感を“手の感覚”で出したい人には少し硬く感じる |
| 初心者が得られる効果 | ショートパットの安定、フェースの向きがブレにくい |
| 向いているタイプ | 初心者全般、方向性が安定しない人、手首が暴れやすい人 |
初心者がまず身につけるべきなのは、「手首を使わないストローク」です。 リバースオーバーラップはその土台を自然に作ってくれるため、最初の握り方として最適です。
また、女子プロの多くもこの握り方をベースにしており、体格に関係なく再現しやすいのも大きなメリットです。
パター握り方の図解イメージ
パターの握り方は、実際に図を見なくても「どこに指を置くか」「どの指が重なるか」「手首がどう動くか」を言葉でイメージできれば、十分に再現できます。ここでは、代表的な握り方を“図解を見るように”理解できるよう、手の位置や指の動きを具体的に説明します。
まずは、各握り方の“手の形”をイメージしやすいように、文章で図解した比較表を見てみましょう。
握り方の図解イメージ(文章で分かる比較表)
| 握り方 | 図解イメージ(文章) | ポイント |
|---|---|---|
| リバースオーバーラップ | 左手の人差し指が右手の指の上に“橋”のように乗る | 左手が主導、手首が動きにくい |
| クローグリップ | 右手の指が“鉤爪”のようにシャフトを軽くつまむ | 右手の暴れを抑える |
| オーバーラッピング | 右手の小指が左手の指に軽く重なる | 手の一体感が強く距離感が出しやすい |
| アームロック | グリップエンドが左前腕に沿って“固定”される | ストロークが機械的に安定 |
| 合掌グリップ | 両手のひらを合わせるように“祈る形”で握る | 手首の動きが最小になる |
| 人差し指を伸ばす握り方 | 右手または左手の人差し指がシャフトに沿ってまっすぐ伸びる | フェースの向きが安定 |
図解イメージのポイント:手の形を“3つの視点”で理解する
握り方をイメージするときは、次の3つの視点で考えると分かりやすくなります。
① 指の重なり方(どの指がどこに乗るか)
- リバースオーバーラップ → 左人差し指が右手の上
- オーバーラッピング → 右小指が左手の上
- クロー → 右手は“添えるだけ”
② 手首の角度(動くか、固定されるか)
- 合掌・アームロック → ほぼ固定
- リバースオーバーラップ → 動きにくい
- オーバーラッピング → 少し自由度あり
③ 手の一体感(距離感 or 方向性)
- 一体感が強い → 距離感が出しやすい
- 固定力が強い → 方向性が安定しやすい
図解なしでも再現できる“握り方の共通ポイント”
どの握り方でも共通して意識したいのは、 「両手がひとつのユニットとして動くかどうか」 という点です。
- 手首が動きすぎるとフェースが開閉する
- 指の重ね方で手首の動きが変わる
- 手の一体感が距離感に影響する
この3つを理解しておけば、図がなくても握り方を正しく再現できます。
パターの握り方の流行り・変則グリップ(最近増えているスタイル)
パターの握り方は時代とともに変化しており、近年は「手首を使わない」「フェースを開閉させない」という考え方が主流になっています。その流れの中で、プロ・アマ問わず採用者が増えているのが クローグリップ や 合掌グリップ といった“変則系”の握り方です。
これらの握り方は、従来の基本形よりも“フェースの向きの安定”を優先しており、ショートパットのミスを減らしたいゴルファーにとって非常に効果的です。また、女子プロの台頭によって、体格に頼らず技術で安定させるスタイルが注目され、アマチュアにも広く浸透しています。
まずは、最近の流行りの握り方を比較してみましょう。
最近の流行り・変則グリップ(比較表)
| 握り方 | 流行りの理由 | 向いているタイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クローグリップ | 右手の暴れを抑え、方向性が安定するため採用者が急増 | 引っかけ・押し出しが多い人 | 右手を“添えるだけ”にする握り方 |
| 合掌グリップ | 手首を完全に固定でき、ショートパットに強い | 手首が動きやすい人 | 両手を合わせるように握る安定型 |
| アームロック | ストロークを機械的に安定させたい人に人気 | ストロークがブレやすい人 | 前腕に固定してフェースを動かさない |
| フィンガーダウン(人差し指を伸ばす) | フェースの向きをガイドできるため方向性が安定 | 打ち出し方向が安定しない人 | 指をシャフトに沿わせて伸ばす |
| 独自の変則グリップ | プロの個性が注目され、アマチュアも真似しやすい | 基本が固まっている中級者以上 | 個人の癖に合わせて調整する |
変則グリップが流行っている理由
変則グリップが増えている背景には、次のような“現代ゴルフの傾向”があります。
- ショートパットの重要性が増した → 方向性の安定を最優先する握り方が好まれる
- 手首を使わないストロークが主流になった → 手首を固定しやすい握り方が増えた
- 女子プロの技術が注目されるようになった → 体格に頼らない握り方が広まった
- パターのヘッドが大型化し、握り方の自由度が増えた → クローや合掌などの変則が扱いやすくなった
変則グリップは“ミスの傾向”で選ぶと効果が高い
変則グリップは、単なる流行ではなく、 ミスの原因を握り方で改善するための選択肢 です。
- 引っかける → クロー
- 押し出す → リバースオーバーラップ
- 手首が動く → 合掌
- ストロークがブレる → アームロック
- 方向性が不安 → 人差し指を伸ばす
あなたに合う握り方の選び方(簡易診断)
パターの握り方は種類が多く、プロによってもスタイルが異なるため、「結局どれを選べばいいのか分からない」という人は多いものです。ですが、握り方は “自分のミスの傾向” に合わせて選ぶのがもっとも合理的で、もっとも効果が出やすい方法です。
方向性が安定しないのか、距離感が合わないのか、手首が動きすぎるのか── 原因が分かれば、握り方は自然と決まります。
まずは、あなたのミス傾向に合わせて最適な握り方を診断してみましょう。
ミス傾向で選ぶ握り方(簡易診断表)
| あなたのミス傾向 | 合う握り方 | 理由 |
|---|---|---|
| 引っかけが多い | クローグリップ | 右手のロールを抑え、フェースの閉じすぎを防ぐ |
| 押し出しが多い | リバースオーバーラップ | 左手主導になり、フェースの開きを抑える |
| 距離感が合わない | オーバーラッピング | 手の一体感が強く、距離感を“手の感覚”で出しやすい |
| ショートパットが不安 | 合掌グリップ or クロー | 手首が動かず、フェースの向きが安定する |
| 手首が暴れる | 合掌グリップ | 手首の動きをほぼゼロにできる |
| ストロークがブレる | アームロック | 前腕に固定され、軌道が安定する |
| 方向性が安定しない | 人差し指を伸ばす握り方 | 指が“ガイド”になり、打ち出し方向が安定 |
| 初心者で迷っている | リバースオーバーラップ | 最も再現性が高く、基本として最適 |
診断のポイント:ミスの原因は“手首”か“フェース”か
握り方を選ぶときは、次のどちらが原因かを考えると分かりやすくなります。
① 手首が動きすぎてミスが出るタイプ
→ 合掌、クロー、アームロックが効果的 (手首を固定する握り方)
② フェースの向きが安定せずミスが出るタイプ
→ リバースオーバーラップ、人差し指を伸ばす握り方が効果的 (フェースの開閉を抑える握り方)
③ 距離感が合わないタイプ
→ オーバーラッピングが相性良い (手の一体感が強く、距離感が出しやすい)
結論:握り方は“ミスの傾向”で選ぶのが最も合理的
パターの握り方は、単に「プロが使っているから」ではなく、 あなたのミスの原因を握り方で改善する という視点で選ぶと、効果が出るのが早くなります。
- 方向性のミス → フェースを安定させる握り方
- 距離感のミス → 手の一体感を高める握り方
- 手首のミス → 手首を固定する握り方
この考え方をベースにすれば、あなたに合う握り方は自然と決まります。
握り方を変えるときの注意点(失敗しないためのポイント)
パターの握り方を変えると、ストロークの感覚が大きく変わります。 これは悪いことではなく、むしろ“正しく変えられている証拠”です。 ただし、握り方を変えるときにはいくつか注意点があり、ここを理解しておかないと「合わない」「距離感が狂った」と感じてしまい、せっかくの改善が無駄になってしまいます。
握り方を変えるときに大切なのは、違和感を“ミス”と勘違いしないことです。 ストロークの軌道やフェースの動きが変わるため、最初の数日はどうしても慣れが必要になります。
まずは、握り方を変える際に知っておきたいポイントを整理してみましょう。
握り方を変えるときの注意点(比較表)
| 注意点 | 内容 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 最初の違和感は普通 | 握り方を変えると手の感覚が変わる | 正しい変化でも“違和感”として出るため |
| 3日〜1週間は慣らし期間 | すぐに判断せず、短期間は続ける | 脳と手の動きが新しい形に適応するため |
| ラウンドでいきなり試さない | 練習グリーンで慣れてから使う | 本番で混乱し、元に戻してしまうのを防ぐ |
| 距離感が一時的に狂うことがある | 手の一体感が変わるため | 握り方の変更で“距離の出し方”が変わる |
| 目的を明確にして選ぶ | 方向性か距離感か、改善したい点を決める | 握り方は目的によって効果が異なるため |
| 動画で自分のストロークを確認する | 手首の動きやフェースの向きを客観視できる | 握り方の効果を正しく判断できる |
握り方を変えるときに最も大切なこと
握り方を変えると、 「距離感が合わない」「打感が変わった」 と感じることがあります。
これは失敗ではなく、 “新しい握り方が機能している証拠” です。
特に、手首を使わない握り方(リバースオーバーラップ、クロー、合掌)は、 最初は距離感が出しにくく感じますが、慣れると方向性が劇的に安定します。
逆に、距離感を重視する握り方(オーバーラッピング)は、 最初からフィーリングが合いやすい反面、方向性の安定には少し時間がかかることがあります。
結論:握り方は“慣れ”が必要。焦らず続けることが成功の近道
握り方を変えるときは、
- 違和感は普通
- 3日〜1週間は慣らし期間
- 本番でいきなり使わない
- ミスの傾向に合わせて選ぶ
この4つを守るだけで、失敗する確率が大きく下がります。
まとめ|パターの握り方は“技術の土台”になる
パターの握り方は、ストロークの安定、方向性、距離感──すべての基礎になる部分です。どれだけ良いストロークを意識しても、握り方が合っていなければフェースは安定せず、距離感もバラつきます。逆に、握り方が自分に合っているだけで、ストロークは自然と安定し、ショートパットの成功率も大きく変わります。
プロが握り方に強いこだわりを持つのは、握り方こそがパッティングの“再現性”を生む最初のポイントだからです。 あなたも、まずは自分のミス傾向を知り、それに合った握り方を選ぶだけで、パターの安定感は確実に変わります。
この記事のポイント
| テーマ | 要点 | あなたが取るべき行動 |
|---|---|---|
| 正しい握り方とは? | リバースオーバーラップが基本で最も安定 | まずは基本形を試す |
| プロの握り方 | 石川遼=クロー、松山英樹=左手主導、西村優菜=手首ゼロ | 自分のミスと近い選手を参考にする |
| 人差し指を伸ばす握り方 | 方向性が安定しやすいが距離感は出にくい | 打ち出し方向に悩む人におすすめ |
| 初心者向け | リバースオーバーラップ一択でOK | まずは手首を使わない形を作る |
| 流行り・変則グリップ | クロー・合掌・アームロックが増加 | ミスの傾向で選ぶと効果が出やすい |
| 選び方の診断 | ミスの原因=握り方で改善できる | 引っかけ・押し出し・距離感で判断 |
| 注意点 | 違和感は普通、慣らし期間が必要 | 3日〜1週間は続けてみる |
最後に:握り方は“変えるだけで上手くなる”数少ない技術
パターは、スイングのように大きな動きがないため、 握り方を変えるだけで結果が変わる数少ないショット です。
- 方向性が安定する
- ショートパットが入る
- 距離感が合う
- ストロークがシンプルになる
こうした変化は、握り方ひとつで実現できます。
もし今パターに悩んでいるなら、まずは握り方を見直すことから始めてみてください。 あなたのパッティングは、そこから確実に変わります。
記事まとめ
- パターの握り方はスコアに直結する最重要ポイント 距離感・方向性・打点の安定は、ストロークより“握り方”で決まる。
- 正しい基本形はリバースオーバーラップ 初心者でも再現しやすく、手首が動きにくい最も安定した握り方。
- プロが使う握り方は目的別に分かれている 方向性重視・距離感重視・手首固定など、握り方には明確な役割がある。
- 石川遼はクローグリップで右手の暴れを抑える 引っかけ・押し出し対策として効果的で、方向性が安定しやすい。
- 松山英樹は左手主導のリバースオーバーラップ フェースの向きを変えない“世界トップレベルの安定感”を生む握り方。
- 西村優菜は手首ゼロの安定型グリップ 小柄でも安定する、女子プロらしい再現性の高い握り方。
- 人差し指を伸ばす握り方は方向性重視の人に有効 フェースの向きが安定するが、距離感は少し出しにくい。
- 初心者はまずリバースオーバーラップ一択でOK 手首を使わないストロークを自然に作れるため、最初の握り方に最適。
- 最近の流行りはクロー・合掌・アームロックなどの変則系 ショートパットの安定や手首の固定を目的に採用者が増えている。
- 握り方は“ミスの傾向”で選ぶのが最も合理的 引っかけ=クロー、押し出し=リバース、距離感=オーバーラップなど、原因と握り方はセットで考える。


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