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PINGの名器「アンサー」シリーズは、初代アンサーからアンサー2、アンサー4、現行のスコッツデールシリーズまで多くのバリエーションが存在し、歴代モデルの違いや見分け方が非常にわかりにくいパターです。
とくに「アンサーとアンサー2は何が違うのか?」「アンサー4との違いは?」「DやD2の意味は?」という疑問は、多くのゴルファーが抱えています。
これは、「アンサー」「アンサー2」「アンサー4」などは形状を指す名前であり、シリーズが変わっても同じ形状名が引き継がれて使われ続けているため、同じ名前のモデルがいくつも出てきて混乱してしまうからです。
そこで本記事では、PING公式の見解に基づくアンサーとアンサー2の本当の違いから、レッドウッドやVAULTを含む歴代モデルの完全系譜、そして現行モデルSCOTTSDALE(スコッツデール)シリーズまで一気に解説します。
最後まで読めば、自信を持って一本を選べるようになります。
- ANSER と ANSER2 の違いを一言でまとめる
- 「D」「2D」「3D」「4D」の意味を整理|末尾記号で混乱しないために
- ピン アンサー歴代モデル完全ガイド(発売日・特徴・見分け方)
- 1966年〜:初代スコッツデール アンサー(金字塔の名器)
- 1970〜80年代:アンサー2、アンサー3、アンサー4、アンサー5の登場
- 2010年:レッドウッド(Redwood)アンサー|削り出し高級モデルの先駆け
- 2011年:PING ANSERパターシリーズ(7種類展開)
- 2016年:VAULT(ヴォルト)シリーズ
- 2018年:VAULT 2.0|デールヘッド復活
- 2020年:HEPPLER(ヘプラー)シリーズ
- 2021年:PING 2021 PUTTER|PEBAXインサート初採用
- 2022年〜:PLD MILLED PUTTERシリーズ(完全削り出しプレミアム)
- 2023年:ANSER 2D登場
- 2025年〜:SCOTTSDALEシリーズ(現行)
- アンサー系・現行おすすめパター3選
- アンサーとアンサー2に関するよくある質問(Q&A)
ANSER と ANSER2 の違いを一言でまとめる
ピン「アンサー」と「アンサー2」の違いを一言で言うと
ピン「アンサー」と「アンサー2」の違いは、**「形状(ヘッドの角の丸み)の違いだけ」**です。
PING公式ブログでも「この2つは形状の違いだけであり、ストロークタイプやヘッド重量に差はない」と明確に語られています。
具体的な形状の違いは以下の通りです。
ANSER(アンサー):角に丸みがあり、ソフトで丸みのある印象
ANSER 2(アンサー2):角がハッキリしていて、シャープで直線的な印象
つまり、機能・性能・スペックは全く同じで、違いは見た目の印象だけ。それでもピンが2モデルをラインナップし続けているのは、パターは「構えた瞬間のしっくり感」がミスを防ぐ重要な要素だからです。
アンサーとアンサー2の形状の違いと「合う人」の見分け方
繰り返しになりますが、アンサーとアンサー2はストロークタイプやヘッド重量に差はありません。
しかし、ピンが2モデルをラインナップさせているからには、それだけ意味のある違いがあると認識すべきです。
小さなターゲットを小さな動きで狙うパターは、見た目の僅かな差がゴルファーのフィーリングに大きな違いを生み、構えづらさや振りづらさからミスパットを誘発するからです。
アンサーが合う人:ボールを包み込むように「運ぶ」イメージを持っているゴルファー。角に丸みのあるソフトな形状がしっくりきます。
アンサー2が合う人:ターゲットラインと垂直な線でボールを「ヒットする」イメージを持っているゴルファー。角がハッキリしたシャープな形状が視覚的にマッチします。
機能は同じなので、最終的には「構えた瞬間にしっくりくる方」が正解です。
「D」「2D」「3D」「4D」の意味を整理|末尾記号で混乱しないために
楽天市場や中古ショップでアンサーを探していると、「アンサーD」「アンサー2D」「アンサー3D」「アンサー4D」など末尾に「D」が付くモデルが多数登場し、混乱しがちです。
しかし、これらの記号と数字の意味は実はとてもシンプルで、ルールを知れば一気にスッキリ整理できます。
「D」=「ディープ(Deep)」の略
末尾に付く「D」は、「ディープ(Deep)」の略です。
これは「上から見たときにフランジ幅が広く、ヘッドが奥行き方向に深くなっている」ことを意味します。フランジ幅が広いと、構えたときの座りが良くなり、安心感や直進性が高まる特徴があります。
つまり「D付きモデル」は、通常のアンサー系よりもミスへの寛容性を高めた派生モデルという位置づけです。渋野日向子選手も使用している「ANSER 2D」などが代表例で、近年トッププロからアマチュアまで人気が急上昇しています。
数字(2、3、4)は形状の違い
末尾の数字「2、3、4」は、ヘッド形状のバリエーションを示します。
| 数字 | 形状の特徴 |
|---|---|
| 無印(ANSER) | 角に丸みのあるオリジナル形状 |
| 2(ANSER 2) | 角がシャープで直線的な形状 |
| 3(ANSER 3) | 派生形状の一つ |
| 4(ANSER 4) | ショートスラントネック・トウバランス |
| 5(ANSER 5) | ロングネック・フェースバランス(特殊モデル) |
この数字と「D」を組み合わせることで、たとえば——
- ANSER D = オリジナル形状のフランジ幅広版
- ANSER 2D = アンサー2(シャープ形状)のフランジ幅広版
- ANSER 4D = アンサー4(ショートスラント)のフランジ幅広版
というように、形状とディープ仕様を組み合わせた派生モデルが展開されています。
ピン アンサー歴代モデル完全ガイド(発売日・特徴・見分け方)

ここからは、1966年の初代誕生から現行モデルまでのアンサーシリーズの系譜を年代順に紹介します。
「楽天や中古ショップで見るあのモデルは、いつ・どんな位置づけで生まれたのか」が、この章を読めば一目で分かります。
1966年〜:初代スコッツデール アンサー(金字塔の名器)
アンサーシリーズの原点は、1966年にアリゾナ州スコッツデールで誕生した「スコッツデール アンサー」です。
バックフェースに「SCOTTSDALE」の刻印が入っており、当時のPING社所在地を示しています。
1969年のマスターズでも実戦投入され、トウ&ヒールバランス設計の優位性を世界に知らしめた、まさに金字塔の名器です。
その後すぐにフェニックスへ工場が移転し、刻印も「PHOENIX」に変更されました。1972年以前のモデルは「デールヘッド」と呼ばれ、現在もコレクター市場で高値で取引されています。
1970〜80年代:アンサー2、アンサー3、アンサー4、アンサー5の登場
オリジナルアンサーの大ヒットを受け、ピンは形状違いの派生モデルを次々と展開していきます。
特にANSER 5は2010年全英オープン覇者ルイ・ウーストハイゼンの要望で誕生したフェースバランス仕様で、ストレートストローク派や引っ掛けに悩む人に絶大な支持を得ています。
この時代にはZING、B60、Aブレード、Oブレードなど、アンサーの派生形状も多数展開されました。
2010年:レッドウッド(Redwood)アンサー|削り出し高級モデルの先駆け
2010年に登場した「Redwood(レッドウッド)」シリーズは、高級削り出しパターの先駆けとなったプレミアムラインです。
303ステンレスを高精度マシンで削り出し、太陽光の反射を抑えるサテンニッケル・クローム仕上げを採用。当時の価格は43,200円と高価でしたが、所有欲を満たす美しい白銀色のヘッドが評価され、現在も中古市場で高値で取引されている人気モデルです。
ANSER、ZING、Piper Sなどがラインナップされていました。
2011年:PING ANSERパターシリーズ(7種類展開)
2011年には、ピン型だけで7種類もの大規模ラインナップ「PING ANSER PUTTER」シリーズが登場しました。
ANSER、ANSER 2、ANSER 4、ANSER 5、ANSER 6などが揃い、ストロークタイプに合わせて選べる多様性が特徴。303ステンレス削り出しでインサートなしの正統派仕様で、コアなピンファンを熱狂させたシリーズです。
2016年:VAULT(ヴォルト)シリーズ
「VAULT(ヴォルト)」とは、PINGの本社にある「優勝者のパターを黄金で制作して保管する貯蔵庫」の名前です。その栄光の場所の名を冠した2016年の高級シリーズが「VAULT」です。
303ステンレス削り出し、新デザインのTR溝を搭載し、プラチナム仕上げとスレート仕上げの2種類を展開。鈴木愛プロが日本女子プロゴルフ選手権で優勝した際に使用したことでも話題になりました。
2018年:VAULT 2.0|デールヘッド復活
2018年の「VAULT 2.0」では、1972年以前の「デールヘッド」が現代に復刻されました。
最大の特徴はソールウェイトを3種類(アルミニウム・スチール・タングステン)から選択可能になった点で、ヘッド重量を自分好みにカスタマイズできる革新的なシリーズでした。
2020年:HEPPLER(ヘプラー)シリーズ
2020年の「HEPPLER」シリーズは、ANSER、ANSER 2、ANSER 5などをラインナップしたカラフルなデザインが特徴。デザイン性と機能性を両立したシリーズとして人気を集めました。
2021年:PING 2021 PUTTER|PEBAXインサート初採用
2021年の「PING 2021 PUTTER」シリーズでは、全11モデルが一気に登場。注目すべきはPEBAX(ペバックス)インサートが初採用されたことです。
PEBAXはランニングシューズのミッドソールにも使われる高機能素材で、軽量ながら剛性と反発力を兼ね備え、やわらかい打感と安定した転がりを両立。この技術が、後の現行スコッツデールシリーズへとつながっていきます。
2022年〜:PLD MILLED PUTTERシリーズ(完全削り出しプレミアム)
2016年に米本社で立ち上げられたツアープロ専用プログラム「PLD(PING Putting Lab Design)」が、2022年についに一般向けに解禁されたのが「PLD MILLED PUTTER」シリーズです。
完全削り出しのプレミアムパターで、ANSER、ANSER 2、ANSER D、ANSER 2D、ANSER 3D、ANSER 4Dなど豊富なラインナップを展開。
渋野日向子選手も愛用しており、こだわり派ゴルファーから絶大な支持を得ています。
2023年:ANSER 2D登場
2023年の「PING 2023 PUTTER」シリーズでは、待望の「ANSER 2D」が正式に登場しました。
「D」は「ディープ」の略で、フランジ幅を広げて構えやすさと安定感を高めたモデル。PEBAXインサート+タングステンウェイト搭載で、慣性モーメントとミスへの寛容性を最大化。
渋野日向子選手の愛用モデルとして一気に注目を集めました。
2025年〜:SCOTTSDALEシリーズ(現行)
そして2025年3月6日、現行モデルとなる「SCOTTSDALE(スコッツデール)」シリーズがデビュー。
初代の生誕地「スコッツデール」の名を冠した記念碑的なシリーズで、新型PEBAXインサートを搭載。
「やわらかいのに、すぅーッと転がる」をコンセプトに、日本人のニーズに合わせた打感と転がりを実現しました。
アンサー系・現行おすすめパター3選
現行モデルは、2025年3月にデビューした「SCOTTSDALE(スコッツデール)シリーズ」と、ツアープロ向けの完全削り出しプレミアム「PLD MILLEDシリーズ」の2系統が中心です。
ここでは、あなたのニーズ別に最適な3本を厳選してご紹介します。
①SCOTTSDALE ANSER|伝統の形状を最新テクノロジーで
1966年から受け継がれてきたアンサーの原点を、最新テクノロジーで現代に蘇らせた一本です。
角に丸みのあるソフトな形状はそのままに、新型PEBAXインサートを搭載することで、やわらかい打感と安定した転がりを両立。
「ボールを包み込むように運ぶ」イメージを持つゴルファーや、アンサーの原点を味わいたい伝統派に最適です。
②SCOTTSDALE ANSER 2D|現行最人気の本命モデル
渋野日向子選手も愛用する、現行ラインナップの本命モデルです。
アンサー2のシャープで直線的な形状に、「D(ディープ)」のフランジ幅広仕様を組み合わせ、ミスへの寛容性を最大化。
さらに、PEBAXインサート+タングステンウェイトを搭載することで、構えやすさ・直進性・安定感の全てを高次元で両立しています。
「ボールをフェースでヒットする」イメージを持つゴルファー、方向性と安定感を最優先したいゴルファーには、これ以上ない一本。価格は税込44,000円で、迷ったらまずこれを試してほしい本命モデルです。
③PLD MILLED ANSER 2|こだわり派のためのプレミアム
PLD MILLED ANSER 2は、「打感と所有感に妥協したくない」というこだわり派のための、完全削り出しプレミアムパターです。
303ステンレスから削り出されたヘッドは、インサートなしのソリッドな打感を実現。手に伝わる情報量の多さは、樹脂インサートとは別次元で、距離感を「タッチ」で作りたい上級者から圧倒的な支持を得ています。
ツアープロ向けプログラム「PLD」から生まれた高級ラインだけあり、仕上げの美しさと所有する喜びも格別。本物のアンサー2を一生モノとして手にしたいゴルファーに、心からおすすめできる一本です。
アンサーとアンサー2に関するよくある質問(Q&A)
Q1. アンサーとアンサー2、初心者にはどちらがおすすめ?
機能は同じなので、構えた瞬間にしっくりくる方を選んでOKです。あえて言うなら、初心者にはシャープで直線的なアンサー2の方が、フェースの向きが分かりやすいためおすすめ。さらに安定感を重視するなら、フランジ幅広の「アンサー2D」が最適です。
Q2. 中古で買うならどのモデルがコスパが良い?
コスパで選ぶなら、2021 PUTTERや2023 PUTTERシリーズのアンサー2Dが狙い目です。PEBAXインサート搭載で現行モデルとほぼ同等の性能ながら、中古市場では大幅に値下がりしています。状態の良い個体を見つければ、現行の半額以下で手に入ることもあります。
Q3. 「アンサー2」と「アンサー2D」、どっちを買うべき?
直進性と安定感を重視するなら「アンサー2D」、操作性とクラシックな見た目を重視するなら「アンサー2」がおすすめ。ただし、現行スコッツデールシリーズには「アンサー2(無印)」がラインナップされていないため、新品で買うなら自動的に「アンサー2D」になります。
Q4. レッドウッドは今でも買う価値がある?
コレクション目的なら間違いなく価値ありです。2010年発売の高級削り出しモデルで、現在も中古市場で根強い人気があり、状態の良い個体は当時の価格に近い値で取引されています。ただし、実戦で最新の性能を求めるなら、現行のPLD MILLED ANSERの方が打感・転がり共に進化しているので、用途で選び分けるのが良いでしょう。
Q5. スコッツデールアンサーとPLD MILLED ANSER、何が違う?
製法と素材が全く違います。スコッツデールアンサーはPEBAXインサート搭載の標準モデル(税込44,000円)、PLD MILLED ANSERは完全削り出しでインサートなしのプレミアムモデル(税込10万円前後)です。やわらかい打感が好きならスコッツデール、ソリッドな削り出しの打感が好きならPLD MILLEDという選び方になります。
まとめ
ピン「アンサー」と「アンサー2」の違いは、「形状(ヘッドの角の丸み)の違いだけ」で、機能・性能・スペックは全く同じです。違いはあくまで見た目の印象で、それでもピンが2モデルをラインナップし続けているのは、構えた瞬間のフィーリングがパッティングの成否を分けるからです。
ボールを「運ぶ」イメージのゴルファーにはアンサー、「ヒットする」イメージのゴルファーにはアンサー2が合います。
末尾に付く「D」は「ディープ(Deep)」の略で、フランジ幅を広げてミスへの寛容性を高めた派生モデル。数字(2、3、4)はそれぞれヘッド形状の違いを示しており、組み合わせることで多彩なバリエーションが生まれています。
歴代の系譜は、初代スコッツデール(1966年)→各種派生モデル→レッドウッド(2010年)→VAULT(2016年)→PLD MILLED(2022年〜)→現行スコッツデール(2025年〜)と進化を続けてきました。
現行モデルを選ぶなら、SCOTTSDALEシリーズが本命。中でも渋野日向子選手も愛用する「SCOTTSDALE ANSER 2D」は、ミスへの寛容性と安定感を最大化した、迷ったらまず選びたい一本です。
半世紀以上愛され続けるアンサーシリーズ。あなたのストロークイメージに合った最高の一本を見つけて、自信を持ってカップを狙ってください。








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