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「中尺パターはどうやって打てばいい?」「普通のパターと同じように握ってもいいの?」と迷っていませんか。
中尺パターは一般的なパターより長めに設計されたモデルが多く、カウンターバランス仕様では総重量も重めになるため、手先だけでヘッドを操作するより、クラブ全体の重量感を生かしてストロークする方法があります。
一方で、中尺パターの打ち方は一つではなく、通常のパターと同じように握る方法、グリップ上部を余らせて握る方法、前腕にグリップを沿わせるアームロックなどがあります。
また、中尺パターそのものは禁止されていませんが、クラブや握っている手を体へ直接固定したり、前腕を体に固定して安定した支点を作ったりするアンカリングは禁止されています。
この記事では、中尺パターの基本的な打ち方から握り方、構え方、距離感を合わせるコツ、ショートや引っ掛けを防ぐ方法、アームロックとの違いまで詳しく解説します。
- 中尺パターの打ち方は3タイプから選べる
- 中尺パターの基本的な打ち方
- 中尺パターの握り方
- 中尺パターの構え方
- 中尺パターのストロークのコツ
- 中尺パターで距離感を合わせる打ち方
- 中尺パターでショートする原因と直し方
- 中尺パターで引っ掛ける原因と直し方
- 中尺パターとアームロックの打ち方の違い
- 中尺パターのアンカリングはルール違反?
- 中尺パターのメリット
- 中尺パターのデメリット
- 中尺パターが合う人・合わない人
- プロの中尺パターの打ち方
- 中尺パターの長さは何インチを選ぶ?
- 中尺パターのおすすめの選び方
- 中尺パターの練習方法
- 中尺パターの打ち方に関するよくある質問
- 【まとめ】中尺パターの打ち方は重さを利用して手先を使いすぎないことがポイント
中尺パターの打ち方は3タイプから選べる
中尺パターは、長いグリップをどこで握るか、前腕とクラブをどのように使うかによって打ち方が変わります。
現在は通常のパターに近い握り方だけでなく、グリップ上部を余らせてカウンターバランスを生かす方法や、前腕にグリップを沿わせるアームロックも使われています。
まずは代表的な3種類の打ち方と、それぞれの違いを確認します。
| 打ち方 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 普通のパターと同じように打つ | 順手やクロスハンドなど通常の握り方を使用 | 中尺を自然に取り入れたい人 |
| グリップを余らせて打つ | 上部を余らせて手元側の重量を生かす | 手先の動きを抑えたい人 |
| アームロックで打つ | グリップをリード側の前腕に沿わせる | 手首の動きを抑えたい人 |
普通のパターと同じように打つ
中尺パターでも必ず特殊な握り方をする必要はなく、一般的なパターと同じように順手やクロスハンドで握ることができます。
通常より長く重量感のあるモデルでは、クラブ全体の動きを利用しながら、手先だけで操作する動きを抑えやすくなる場合があります。
現在の握り方を大きく変えずに中尺パターを試したい場合は、取り入れやすい方法です。
グリップを余らせて打つ
中尺やカウンターバランス仕様で見られる使い方の一つが、長めのグリップ上部を数インチ余らせて握る方法です。
手元側に重量を残した状態で握ることでカウンターバランスを生かし、ヘッドと手元を一体として動かすことを狙えます。
普通のパターに近いストローク感を残しながら、手先の余計な動きを抑えたい場合に比較しやすい打ち方です。
アームロックで打つ
アームロックは、長めのパターのグリップ部分をリード側の前腕に沿わせ、腕とクラブの一体感を高めてストロークする方法です。
手首とシャフトの関係が変化しにくくなるため、インパクト時のフェース向きを安定させることを目的として使われています。
通常の中尺パターとは構え方や必要なロフト角が異なる場合があるため、アームロック専用または対応したモデルを使用することが重要です。
中尺パターの基本的な打ち方
中尺パターは、長さや重量配分を生かしてストロークできることが特徴です。
特にカウンターバランス仕様をグリップ上部を余らせて握る場合は、手元側に残った重量を生かしながら一定のテンポを作ることがポイントになります。
ここでは、中尺パターの基本的な打ち方を順番に確認します。
グリップは中ほどを握って上を余らせる
中尺パターでは、グリップエンドぎりぎりを握らず、上部を数インチ余らせて使う方法があります。
この握り方では余ったグリップ部分を含めて手元側に重量が残るため、カウンターバランス仕様の特徴を生かしやすくなります。
何インチ余らせるかに決まった正解はないため、構えたときに手元が自然な位置へ収まり、ストロークしやすい場所を基準にしてください。
前傾を深くしすぎず自然に構える
中尺パターは一般的なパターより長いため、握る位置によって手元の高さや前傾姿勢が変わります。
無理に短く持とうとして前傾を深くするのではなく、肩や腕へ余計な力が入りにくい姿勢で構えることが重要です。
目の位置やボールとの距離も確認し、毎回同じアドレスを再現できる姿勢を作ります。
手首を使いすぎず肩と腕を動かす
中尺パターでは、手首を細かく使ってヘッドを操作すると、長さや重量配分の特徴を生かしにくくなる場合があります。
肩と腕を同調させ、手元とヘッドが一定のテンポで動くようにストロークします。
特にショートパットではインパクト直前にフェースを急激に返さず、自然な軌道の中でスクエアに当てることが重要です。
パターの重量感を利用して振る
中尺やカウンターバランス仕様は総重量が重めのモデルも多いため、自分で急激に加速させるよりクラブ全体の重量感を利用したほうがテンポを一定にしやすくなります。
テークバックを極端に小さくしてインパクトだけで強く打つと、距離感が不安定になる場合があります。
必要な距離に合わせて振り幅を変え、インパクトをストロークの途中として通過させるイメージで打ちます。
中尺パターの握り方
中尺パターは、通常の順手だけでなく、クロスハンド、左右の手を離す方法、アームロックなど複数の握り方があります。
どの握り方が合うかは、手首の動きをどこまで抑えたいか、現在のストローク感をどこまで残したいかによって変わります。
代表的な握り方の特徴を確認しておきましょう。
順手で握る方法
順手は、通常のパターと同じように右打ちなら左手を上、右手を下にして握る方法です。
中尺パターでも取り入れやすく、カウンターバランス仕様ではグリップ上部を余らせて手元側の重量を残す使い方もできます。
現在の握り方を大きく変えず、中尺パターの長さや重量感を取り入れたい人に向いています。
クロスハンドで握る方法
クロスハンドは、右打ちなら左手を下、右手を上にして握る方法です。
リード側の手首の動きを抑えやすいため、インパクトでフェースを返しすぎる人や、引っ掛けが出やすい人が取り入れることがあります。
中尺パターと組み合わせる場合も、握る位置を毎回そろえてストロークすることが重要です。
左右の手を離して握る方法
中尺パターでは、左右の手を通常より離して握る方法もあります。
上側の手でクラブを支えながら、下側の手をストロークの補助として使うなど、両手の役割を分けやすいことが特徴です。
ただし、両手を離しすぎるとそれぞれの手が独立して動く場合もあるため、肩と腕が同調する位置で握ることが重要です。
アームロックで握る方法
アームロックでは、グリップをリード側の前腕に沿わせて握り、手首とシャフトの関係を安定させます。
手首の動きを抑えやすいため、インパクト時のフェース向きを安定させたい場合に使われる方法です。
一般的な中尺パターとは構え方やロフトの使い方が異なるため、アームロック専用または対応モデルを選ぶ必要があります。
中尺パターの構え方
中尺パターはシャフトが長いため、通常のパターと同じ前傾姿勢や手元位置に無理に合わせる必要はありません。
構えが不自然になるとストローク中に手元が浮いたり、ヘッドのソールが適切に接地しなくなったりする場合があります。
自然に立った状態から、毎回同じ位置へ手元とボールをセットできる姿勢を作ることが重要です。
前傾姿勢は握る位置に合わせる
中尺パターでは、一般的なパターより高い位置を握れば手元も高くなり、前傾姿勢が浅くなる場合があります。
一方、グリップを大きく余らせて短く持つ場合は、実際の手元位置が一般的なパターに近くなることもあります。
長さだけで姿勢を決めず、背中を丸めすぎず腕を自然に下ろせる位置を基準にしてください。
ボール位置を決める
ボール位置は、毎回同じストロークを再現するために重要です。
スタンス中央付近からやや左寄りなどを基準にしながら、自分のストロークで適切なロフトとフェース向きでインパクトできる位置を探します。
アームロックではハンドファーストが強くなりやすいため、通常の中尺パターとは適したボール位置が変わる場合があります。
手元を下げすぎない
中尺パターを短く持つために手元を必要以上に下げると、シャフト角度が変わり、ヘッドのトゥ側やヒール側が浮く場合があります。
ソールが自然に地面へ接する位置を確認し、その状態で腕とシャフトが無理なくつながるように構えます。
特に大型マレットでは、アドレス時のヘッドの座り方も確認してください。
毎回同じアドレスを作る
中尺パターでは、握る位置が変わると手元位置や姿勢、ヘッドの感じ方も変化します。
グリップを余らせる場合は毎回どの位置を握るか決め、足幅、ボール位置、手元の高さもできるだけ一定にしてください。
ストロークを安定させるには、まずアドレスの再現性を高めることが重要です。
中尺パターのストロークのコツ
中尺パターは、クラブの長さや重量配分を利用しながら一定のテンポでストロークしやすいことが特徴です。
ヘッドを手先だけで細かく操作するより、肩と腕を同調させながら動かす方法と組み合わせやすくなります。
特にインパクトだけを強く意識せず、ストローク全体の流れを整えることが重要です。
手先でヘッドを操作しすぎない
中尺パターでは、手首を使ってインパクト直前にヘッドを操作するとフェース向きが不安定になる場合があります。
グリッププレッシャーを強くしすぎず、肩と腕の動きにヘッドがついてくる感覚でストロークします。
自然なストローク軌道の中で、スクエアにインパクトすることを意識してください。
肩と腕を同調させる
ストロークでは肩だけを大きく動かすのではなく、腕と一体になって動く形を作ります。
上半身と手元の動きが同期すると、クラブ全体を同じテンポで動かしやすくなります。
左右の肩とグリップを一つのユニットとして動かすイメージも、手首の余計な動きを抑える方法の一つです。
テークバックを小さくしすぎない
重量感のある中尺パターでは、テークバックを小さくしてインパクトだけで強く打つと距離感が合わせにくくなる場合があります。
必要な距離に応じた振り幅を確保し、急激にヘッドを加速させないようにストロークします。
特にロングパットでは、テークバックとフォローの大きさのバランスを確認してください。
インパクトで急に加速させない
インパクトで急激にヘッドを加速させると、フェース向きや打点がずれる原因になります。
テークバックからフォローまで一定のリズムで動かし、インパクトだけを特別な動作にしないことが重要です。
距離を伸ばす場合は強く叩くのではなく、振り幅を大きくする方法を基本にします。
中尺パターで距離感を合わせる打ち方
中尺パターは一般的なパターと長さや重量配分が異なるため、使い始めは距離感に違和感が出る場合があります。
特にインパクトの強さだけで距離を変えようとすると、ショートやオーバーが増えることがあります。
一定のテンポを保ちながら、距離に応じて振り幅を変えることが一つの基準です。
距離はインパクトの強さではなく振り幅で作る
中尺パターでは、ボールを強く打つよりも距離に応じてテークバックとフォローの幅を変えるほうが再現性を高めやすくなります。
1m、3m、5mなど距離ごとに自分の基準となる振り幅を作っておくと、ラウンド中でも距離感を合わせやすくなります。
インパクトだけを強くせず、同じテンポの中で振り幅を変えることがポイントです。
ショートするならテークバックを確認する
中尺パターでショートが多い場合は、まず必要な距離に対してテークバックが小さくなっていないか確認します。
重量感を意識しすぎることで振り幅が小さくなり、インパクトだけで距離を補おうとしている場合があります。
その場合は強く打つのではなく、ストローク全体の振り幅を広げて調整してください。
ロングパットは大きな振り幅を使う
長い距離ではヘッドを急激に加速させるより、一定のテンポを維持したまま大きな振り幅でストロークします。
テークバックを大きくした分だけフォローも自然に出るようにし、インパクト前後だけを急激に速くしないことが重要です。
ロングパットでは、まず距離感を合わせる練習を行い、中尺パター特有の振り心地に慣れてください。
1m・3m・5mで振り幅を作る
中尺パターへ替えた直後は、1m・3m・5mなど複数の距離から基準となるストロークを作る方法があります。
同じテンポで打ちながら、それぞれの距離で必要になるテークバックの大きさを確認します。
距離ごとの基準を作ることで、通常のパターから変更したときの距離感のずれを調整しやすくなります。
中尺パターでショートする原因と直し方
中尺パターでショートが増える場合は、パターそのものに原因があるとは限らず、重量や長さの変化に対して振り幅が不足していることがあります。
特に重量感を意識しすぎるとテークバックが小さくなり、インパクトだけで距離を出そうとする場合があります。
ショートが続く場合は、ストローク全体の大きさとテンポから確認してください。
手先の感覚だけで打っている
中尺パターを手首や指先だけで動かそうとすると、クラブ全体をスムーズに動かせずショートにつながる場合があります。
肩と腕を同調させ、クラブ全体を一定のリズムでストロークしてください。
手先だけで強く当てるのではなく、必要な振り幅を確保することが重要です。
テークバックが小さすぎる
中尺パターでは、テークバックを小さくしてインパクトだけを強くすると距離感が不安定になりやすくなります。
ショートが多い場合は、必要な距離に対して十分な振り幅を確保できているか確認してください。
特に長い距離では、短いパットと同じ振り幅のまま強く打つのではなく、テークバックそのものを大きくします。
重量のあるパターを無理に操作している
中尺やカウンターバランス仕様には総重量が重めのモデルもあり、無理に自分で加速させようとするとストロークのテンポが乱れる場合があります。
ヘッドを急激に動かすのではなく、クラブ全体を一定のリズムで動かしてください。
ショートが出る場合ほど強く打とうとせず、振り幅を広げて対応することが重要です。
中尺パターで引っ掛ける原因と直し方
中尺パターで左への引っ掛けが出る場合は、インパクトで右手を使いすぎたり、フェースを急激に返したりしている可能性があります。
また、グリップを余らせる場合は、握る位置や手元の高さが毎回変わることでアドレスも変化します。
引っ掛けが続く場合は、右手の使い方、フェースローテーション、グリップ位置を確認してください。
右手を使いすぎている
右打ちの場合、インパクトで右手を強く使うとフェースが急激に閉じ、左へ打ち出す原因になる場合があります。
中尺パターでは右手だけで押し込まず、肩と腕を同調させてグリップ全体を動かします。
右手の動きが強い場合は、クロスハンドなど別の握り方も比較してください。
インパクトでフェースを返している
ショートパットで方向を合わせようとして、インパクト直前にフェースを急激に返すと引っ掛けの原因になります。
中尺パターでもストロークには自然なフェースローテーションがあるため、完全にフェースを固定する必要はありません。
意図的に返すのではなく、自分のストローク軌道の中でスクエアにインパクトすることが重要です。
グリップ位置が毎回変わっている
グリップ上部を余らせて使う場合、握る位置が変わると手元の高さや実質的に使用するクラブ長も変化します。
数センチ違うだけでも姿勢やヘッドの座り方、フェースの見え方が変化する可能性があります。
グリップのロゴや目印などを基準にして毎回同じ位置を握り、アドレスの再現性を高めてください。
中尺パターとアームロックの打ち方の違い
中尺パターとアームロックは同じ意味ではありません。
中尺パターは一般的なパターより長めのモデルを指して使われる呼び方で、通常の握り方やグリップを余らせる方法でも使用できます。
一方、アームロックはグリップをリード側の前腕に沿わせるストローク方法で、構え方やロフトの使い方も通常とは異なります。
中尺パターには明確な長さの統一基準がない
中尺パターには「何インチ以上なら中尺」というゴルフ規則上の統一された区分はありません。
一般的な33〜35インチ前後より長いモデルを中尺と呼ぶことが多く、38インチ前後のカウンターバランス仕様などもその一例です。
そのため、「中尺=38インチ」と固定して考えず、メーカーの設計や使用方法まで確認する必要があります。
アームロックは前腕を利用するストローク
アームロックは、グリップ部分をリード側の前腕に沿わせて構え、手首とシャフトの関係を安定させる打ち方です。
手首の余計な動きを抑えやすいため、フェース向きの再現性を高めることを目的として使用されます。
長めのパターを使う方法ではありますが、中尺パターを通常の握り方で使う方法とは区別して考える必要があります。
アームロックにはロフト角も重要
アームロックではグリップを前腕に沿わせるため、通常よりハンドファーストが強くなりやすい構えになります。
一般的なロフト角のパターをそのまま使用すると、インパクト時の実効ロフトが小さくなりすぎる場合があります。
そのため、アームロック用には通常より大きめのロフト角を設定したモデルもあり、長さだけでなくロフトやライ角まで確認することが重要です。
中尺パターのアンカリングはルール違反?
中尺パターそのものはルール違反ではありません。
ゴルフ規則で禁止されているのは、ストローク中にクラブや握っている手を身体へ直接固定したり、前腕を身体へ固定して安定した支点を作ったりするアンカリングです。
そのため、中尺パターでもストローク方法が規則に適合していれば競技で使用できます。
中尺パター自体は禁止されていない
ゴルフ規則では、一般的なパターより長いことを理由に中尺パターそのものを禁止しているわけではありません。
問題になるのはクラブの長さではなく、ストローク中にクラブや前腕をどのように使用しているかです。
「中尺パター=ルール違反」ではないことを理解しておきましょう。
グリップや握っている手を体に固定するのはNG
ストローク中にグリップや握っている手を腹部や胸などへ直接固定してストロークする方法は認められていません。
また、クラブを握っている前腕を体に固定し、安定したアンカーポイントを作る方法も禁止されています。
ベリーパターなどで見られた体を支点とするストロークは、現在のゴルフ規則には適合しません。
アームロックが認められている理由
アームロックではグリップをリード側の前腕に沿わせますが、クラブと前腕を接触させること自体は禁止されていません。
前腕を胸や腹部へ固定してアンカーポイントを作らなければ、規則に適合したアームロックストロークが可能です。
つまり、クラブと前腕の接触ではなく、身体を安定した支点として使用しているかどうかが重要です。
体に偶然触れる場合との違い
ストローク中にクラブや腕が衣服や身体へ偶然触れただけで、直ちにアンカリング違反になるわけではありません。
規則上重要なのは、クラブや握っている手を身体へ直接固定しているか、前腕を身体へ固定して安定した支点を作っているかです。
競技で使用する場合は、最新のゴルフ規則も確認しておくと安心です。
中尺パターのメリット
中尺パターには、長さや重量配分を利用して手先の動きを抑えながらストロークしやすいモデルがあります。
特にカウンターバランス仕様では、手元側にも重量を配分することでクラブ全体を動かしやすくする設計が採用されています。
ショートパットの方向性やストロークの再現性に悩んでいる場合は、一般的なパターと比較する価値があります。
手首の余計な動きを抑えやすい
中尺やカウンターバランス仕様はクラブ全体に重量感があるため、手首だけでヘッドを細かく操作しにくく感じる場合があります。
肩と腕を使ったストロークを作りやすくなり、インパクト直前に手先でフェースを急激に操作する動きを抑えることにつながります。
ショートパットで手首が動きやすい人は、通常のパターとの振り心地を比較してみてください。
重量を利用してストロークしやすい
中尺やカウンターバランス仕様には総重量が重めのモデルが多く、クラブ全体を一定のリズムで動かしやすいことが特徴です。
インパクトだけを強くするのではなく、テークバックからフォローまで同じ流れで動かすストロークと組み合わせやすくなります。
手先で強弱を調整するより、振り幅を使って距離感を作りたい人が比較しやすい特性です。
ショートパットの再現性を高めやすい
1〜2m程度のショートパットでは、わずかなフェース向きの違いでも打ち出し方向が変わります。
中尺パターで手首の余計な動きを抑えられる人は、同じアドレスとストロークを繰り返しやすくなる場合があります。
ただし、中尺へ変更するだけで方向性が改善するとは限らず、握る位置やボール位置を毎回そろえることも重要です。
大型マレットやゼロトルクと組み合わせたモデルもある
近年は大型マレットやゼロトルク設計のパターにも、長めのカウンターバランス仕様が用意されています。
ヘッド側の設計と手元側の重量配分を組み合わせ、フェースを細かく操作せずストロークすることを狙ったモデルもあります。
大型マレットやゼロトルクパターを検討している場合は、通常の長さと長めの仕様を比較する方法もあります。
中尺パターのデメリット
中尺パターは手首の動きを抑えやすい反面、通常のパターとは振り心地や距離感が異なる場合があります。
特に長さや総重量が自分に合っていないと、構えにくさやロングパットの距離感のズレにつながることがあります。
購入前には、安定性だけでなく扱いやすさまで確認することが重要です。
距離感に慣れが必要
中尺パターは一般的なパターと長さや重量配分が異なるため、変更直後は同じ振り幅でも距離感が違って感じられる場合があります。
特にロングパットでは、これまでのストロークテンポや振り幅をそのまま使えないことがあります。
使い始めは複数の距離から打ち、自分の基準となる振り幅を作ってください。
手先で操作したい人には合いにくい
重量感のある中尺パターは、手首や指先で細かくヘッドを操作したい人には違和感が出る場合があります。
フェースローテーションを積極的に使いながらタッチを作るタイプでは、長さや重量が扱いにくく感じることもあります。
操作性を重視する場合は、一般的な長さのブレード型やコンパクトマレットも比較してください。
重量が合わない場合がある
カウンターバランス型の中尺パターは、手元側にも重量を持たせるため総重量が大きくなるモデルがあります。
重量感を生かしてストロークできる一方で、重すぎるとテークバックを取りにくいと感じる場合もあります。
ヘッド重量だけでなく、シャフトやグリップを含めた総重量まで確認してください。
長さが合わないと構えにくい
中尺パターは長ければ長いほど安定するわけではありません。
身長や前傾姿勢、腕の長さ、握る位置に対して合っていないと、手元の位置やヘッドの座り方に違和感が出る場合があります。
38インチなど表示上の長さだけで選ばず、実際に構えたときの姿勢とソールの接地状態まで確認することが重要です。
中尺パターが合う人・合わない人
中尺パターは、手先の余計な動きを抑えながらクラブ全体を一定のテンポでストロークしたい人に向いている場合があります。
一方で、手首や指先の感覚を積極的に使ってタッチを出したい人や、軽いパターを好む人には違和感が出ることがあります。
ここでは、中尺パターが合いやすい人と合いにくい人を整理します。
手首が動きやすい人
パッティング中に手首が折れたり、インパクトでフェースを急激に返したりしやすい人は、中尺パターが候補になります。
長さや重量配分によって手先だけでヘッドを動かしにくく感じる場合があり、肩と腕を使うストロークへつなげやすくなります。
ショートパットで左右への打ち出しミスが多い場合は、通常のパターとの違いを比較してください。
ショートパットが不安定な人
1〜2m程度のショートパットでフェース向きや打点が安定しない人にも、中尺パターは比較候補になります。
肩と腕を同調させたストロークを作りやすい人であれば、同じ動きを繰り返しやすくなる場合があります。
ただし、中尺に替えるだけで入るようになるわけではなく、アドレスや握る位置の再現性も重要です。
大型マレットを使っている人
大型マレットにはカウンターバランス仕様や長めのモデルも多く、長さと重量配分を組み合わせた選択肢があります。
ヘッド側の安定性を重視した設計と、手元側にも重量を持たせる設計を組み合わせたモデルもあります。
現在大型マレットを使っている場合は、同じヘッド形状で長さの違いを比較してみる方法もあります。
手先で距離感を出す人には合わない場合がある
手首や指先の感覚を使って距離感を細かく調整するタイプは、中尺パターの重量感を扱いにくく感じる場合があります。
中尺やカウンターバランス仕様は、一定のテンポと振り幅で距離を作るストロークと組み合わせやすい傾向があります。
現在の通常長パターで距離感が安定している場合は、無理に中尺へ変更する必要はありません。
プロの中尺パターの打ち方
長めのパターはアマチュアだけでなく、国内外のツアープロにも使用例があります。
ただし、グリップ上部を余らせるカウンターバランススタイルと、前腕に沿わせるアームロックでは打ち方が異なります。
プロの使用例を見ると、「長いパター=一つの打ち方」ではないことがわかります。
リッキー・ファウラーのグリップを余らせる打ち方
リッキー・ファウラーは、通常より長いマレット型パターと長めのグリップを使用し、グリップ上部を余らせて握るスタイルの使用例があります。
長いクラブの上部まで握らず、手元側に重量を残すことでカウンターバランスを生かす考え方です。
通常のパッティンググリップに近い感覚を残しながら、長めのパターを使う代表的な例です。
ブライソン・デシャンボーはアームロックを採用
ブライソン・デシャンボーは、長めのパターをリード側の前腕に沿わせるアームロックを採用したことで知られています。
アームロックでは、グリップを前腕へ沿わせることで手首とシャフトの関係を安定させます。
ファウラーのようにグリップを余らせて使う方法とは異なるため、「中尺パター=アームロック」と考えないことが重要です。
金子駆大プロもアームロックを使用
国内男子ツアーでは、金子駆大プロがオデッセイ「Ai-ONE CRUISER アームロック #7 DB」を使用し、2025年の関西オープンでツアー初優勝しています。
金子駆大プロはアームロックスタイルを採用しており、グリップを左前腕に沿わせてストロークしています。
国内外の使用例を見ても、長めのパターはカウンターバランスとアームロックで使い方が大きく異なります。
中尺パターの長さは何インチを選ぶ?
中尺パターには「何インチ以上なら中尺」という厳密な統一基準はありません。
一般的な33〜35インチ前後より長いモデルを中尺と呼ぶことが多く、38インチ前後のカウンターバランス仕様なども販売されています。
長さは身長だけで決めず、前傾姿勢、手元位置、握る場所、使用方法まで含めて選ぶことが重要です。
38インチ前後のカウンターバランス仕様もある
近年は、38インチ前後などの長めのカウンターバランス仕様が大型マレットを中心に見られます。
一般的な33〜35インチより長くすることで、グリップ上部を余らせながら手元側に重量を残して使うことができます。
ただし、38インチが中尺の統一基準という意味ではなく、モデルによって長さや使用方法は異なります。
身長だけでは長さを決められない
中尺パターの長さは、身長だけで判断することはできません。
同じ身長でも前傾姿勢や腕の長さ、ボールとの距離、手元の高さによって適した長さは変わります。
実際に構えたときに肩や腕へ無理な力が入らず、ヘッドのソールが自然に接地する長さを確認してください。
握る位置から必要な長さを考える
グリップを余らせて使う場合は、実際にどの位置を握るかによって必要なクラブ長が変わります。
たとえば長めのパターでも、数インチ余らせて握れば実際の手元位置は通常長のパターに近くなる場合があります。
表示されている長さだけではなく、どの位置を握って構えるのかまで含めて選ぶことが重要です。
アームロックは専用設計も確認する
アームロックではグリップを前腕に沿わせるため、通常のパターより長いモデルが必要になります。
また、ハンドファーストに構えることで実効ロフトが減りやすいため、専用モデルではロフト角やライ角が通常のパターとは異なる場合があります。
アームロック目的で選ぶ場合は、長さだけでなくロフト角、ライ角、グリップ形状まで確認してください。
中尺パターのおすすめの選び方
中尺パターは、長さだけでなくヘッド形状、重量配分、グリップ形状、使用方法まで含めて選ぶ必要があります。
通常の握り方で使うのか、グリップ上部を余らせるのか、アームロックにするのかによって適したモデルは変わります。
購入前に、自分がどのように中尺パターを使いたいのか整理しておきましょう。
初めてなら大型マレット型も比較しやすい
初めて中尺パターを使う場合は、大型マレット型も比較しやすい選択肢です。
大型マレットには高MOI設計やカウンターバランス仕様のモデルもあり、長めのシャフトと組み合わせた製品も販売されています。
ただし、大型マレットだから必ず合うわけではないため、構えやすさと距離感まで確認してください。
直進性重視ならゼロトルク型も比較
近年は、ストローク中のフェース回転を抑えることを狙ったゼロトルク系パターにも、長めの仕様が用意されています。
中尺やカウンターバランスという長さ・重量配分の考え方と、ゼロトルクというヘッド設計は別の要素です。
フェースローテーションを抑えたい場合は、一般的な大型マレットとゼロトルク型の両方を比較してください。
アームロックなら専用モデル
アームロックで使用する場合は、アームロック専用または対応モデルを選ぶことが重要です。
アームロックではハンドファーストが強くなるため、専用モデルではロフト角やライ角、グリップ形状が通常とは異なる場合があります。
長さだけを基準にせず、前腕への沿わせやすさやインパクト時のロフトまで確認してください。
グリップを余らせるならカウンターバランス型
グリップ上部を余らせて握る場合は、手元側にも重量を持たせたカウンターバランス型が候補になります。
長めのグリップやシャフトを利用して手元側にも重量を残し、ヘッドとの重量バランスを取る設計です。
通常のパターに近い握り方を残しながら長めのパターを試したい場合は、38インチ前後などのカウンターバランス仕様を比較してください。
中尺パターの練習方法
中尺パターは通常のパターと長さや重量配分が異なるため、使い始めは距離感や方向性に慣れが必要です。
短い距離では打ち出し方向、中距離では振り幅とテンポ、長い距離では距離感を確認するように、目的を分けて練習すると整理しやすくなります。
特にグリップ上部を余らせて使う場合は、毎回同じ位置を握ることも意識してください。
1mで打ち出し方向を確認する
1m前後では、距離感よりもフェース向きと打ち出し方向を確認します。
毎回同じ位置を握り、同じボール位置からストロークして、左右へのズレが出ていないかをチェックします。
中尺パターで引っ掛けやプッシュが出る場合は、右手の使いすぎだけでなく、握る位置やアドレス位置が変わっていないかも確認してください。
3mで振り幅を一定にする
3m前後では、インパクトの強さだけで距離を変えず、振り幅とテンポをそろえる練習を行います。
同じ距離を繰り返し打ちながら、テークバックとフォローの大きさが毎回大きく変わっていないか確認します。
中尺パターの重量感を生かしながら、インパクトだけで打ち急がず、一定のリズムでストロークすることがポイントです。
5m以上で距離感の基準を作る
5m以上の距離では、ショートを恐れてインパクトだけを強くすると、距離感が不安定になる場合があります。
必要な距離に応じてテークバックを大きくし、インパクトだけを急激に加速させず、一定のテンポでストロークします。
5m、8m、10mなど距離を変えながら振り幅の基準を作っておくと、ラウンドでもロングパットの距離感を合わせやすくなります。
中尺パターの打ち方に関するよくある質問
中尺パターは一般的なパターより長めのモデルが多く、握り方や構え方にも複数の方法があります。
特にアンカリングのルールや、どこを握るのか、距離感をどのように作るのかは確認しておきたいポイントです。
ここでは、中尺パターの打ち方についてよくある質問を整理します。
中尺パターはどうやって打つのですか?
中尺パターには、通常のパターと同じように握って打つ方法、グリップ上部を余らせて打つ方法、グリップを前腕に沿わせるアームロックなどがあります。
手首だけでヘッドを操作せず、肩と腕を同調させながら一定のテンポでストロークする方法と組み合わせやすいことが特徴です。
距離はインパクトの強さだけで調整せず、振り幅も変えながら自分の基準を作ると再現しやすくなります。
中尺パターは体につけてもいいですか?
中尺パターを使用すること自体は問題ありませんが、ストローク中にクラブやクラブを握っている手を体へ直接固定するアンカリングは禁止されています。
また、前腕を体に固定し、クラブを握っている手を安定した支点として使う方法も認められていません。
一方、クラブや手、前腕が体や衣服に単に触れているだけで、意図的に固定していなければ直ちに違反になるわけではありません。
中尺パターはルール違反ですか?
中尺パターそのものは禁止されていません。
ルールで禁止されているのは、クラブやクラブを握っている手を体へ直接固定したり、前腕を体に固定して安定したアンカーポイントを作ったりするストロークです。
そのため、アンカリングを行わない通常のストロークや、規則に適合するアームロックで長めのパターを使用することは可能です。
中尺パターと長尺パターの違いは?
中尺パターには厳密な統一基準はありませんが、一般的な33〜35インチ前後より長い36〜38インチ程度のカウンターバランス仕様などが中尺として展開されています。
長尺パターはさらに長く、46インチ前後など胸付近まで届く長さを持つモデルもあります。
ただし、「中尺」「長尺」の区分はメーカー間で統一されていないため、長さだけでなくメーカーが想定している使い方も確認することが重要です。
中尺パターは何インチですか?
中尺パターを何インチとするかに統一された規定はありませんが、現在は36〜38インチ程度のカウンターバランス仕様やミッドレングスモデルが見られます。
38インチを採用するモデルもあり、アームロックやロングパターではさらに長い仕様が使われる場合があります。
適切な長さは身長だけでなく、前傾姿勢や腕の長さ、握る位置、ストローク方法によっても変わります。
中尺パターはどこを握りますか?
通常のパターと同じようにグリップ上部付近を握る方法もありますが、長いグリップの中ほどを握り、上側を余らせる方法もあります。
カウンターバランス仕様では、上部を余らせることで手元側にも重量を残しながらストロークできます。
重要なのは、毎回同じ位置を握り、アドレスとストロークを再現できることです。
中尺パターは距離感を合わせにくいですか?
通常のパターから交換した直後は、長さや重量配分、振り心地の違いによって距離感が合いにくい場合があります。
特にインパクトの強弱だけで距離を調整してきた人は、新しい振り心地に慣れるまでショートやオーバーが出ることがあります。
1m、3m、5mなど複数の距離から打ち、一定のテンポで自分なりの振り幅の基準を作ると距離感を合わせやすくなります。
アームロックと中尺パターは同じですか?
同じではありません。
中尺パターは一般的なパターより長めのモデルを指して使われる呼び方で、通常の握り方やグリップ上部を余らせる方法でも使用できます。
アームロックは長めのグリップをリード側の前腕に沿わせてストロークする方法であり、中尺という長さの分類とは別の考え方です。
【まとめ】中尺パターの打ち方は重さを利用して手先を使いすぎないことがポイント
中尺パターの打ち方は一つではなく、通常のパターと同じように握る方法、グリップ上部を余らせて使う方法、グリップを前腕に沿わせるアームロックなどがあります。
重量感のあるモデルでは、手首や指先だけでヘッドを操作せず、肩と腕を同調させながら一定のテンポでストロークする方法と組み合わせやすくなります。
また、距離感はインパクトの強さだけで調整せず、1m・3m・5mなど複数の距離から打って振り幅の基準を作ると再現しやすくなります。
ショートや引っ掛けが出る場合は、テークバックの大きさや右手の使い方だけでなく、握る位置やアドレスが毎回変わっていないかも確認してください。
中尺パターそのものはルール違反ではありませんが、ストローク中にクラブやクラブを握っている手を体へ直接固定したり、前腕を体に固定して安定したアンカーポイントを作ったりするストロークは禁止されています。
中尺パターを使う際は、長さやヘッド形状だけでなく、通常の握り方、カウンターバランス、アームロックのどれで使うのかを整理し、自分の構え方や距離感の作り方に合うモデルを選ぶことが重要です。


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